びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ハイペリオンの没落

ダン・シモンズの『ハイペリオンの没落』を読んだ。
「ハイペリオン4部作」の2作目だ。
ローカス賞、イギリスSF協会賞、星雲賞を受賞した作品だ。

1作目を読んじまったから、仕方なく読んだ。
やっぱ、予想通り…
つまらなかった。
前作『ハイペリオン』は、6人の主人公がそれぞれに各自の物語を語ってゆく趣向だったが、
この『ハイペリオンの没落』では、それらが1つの物語として、結末へと収斂されてゆく。
まぁ、それはいいんだが…
A=危機的状況、
B=危機的状況、
C=危機的状況…
って展開が順番に、しつこく何度も繰り返されて、全く先に進まねぇ~。
お前は、『クラッシャージョウ』かよ!?
まさか、コイツ…
書きながら、先を考えてんじゃねーだろーな?ってカンジだ。
この思考停止状態が、作品の終盤近くまで続いたのには参った。
だって、ソコまでは、前作で巡礼の話が終わった時点で、とっくに想像してたから。
「その先」を読みたいのに、ダラダラと引き延ばしやがって…。

まぁ、最終的に、ちゃんとオチがついてたんで、何とか納得は出来たが。
いちおー、どんでん返しもあり(って言っても、ありきたりだけど)、
次回に続く謎のメッセージもあり…
どえらくサービス精神の旺盛な作家だなぁ、とゆー印象を受けた。
あまりにもテンコ盛り過ぎて、俺は逆にゲンナリなんだけど。
安っぽい超・デカ盛り丼みてーな作品だった。
えええ~っ、コ…コレを食べろって?
食べ物ってゆーより、何か、ヘンなオブジェみてーなんですけど~!?みたいな。

まだ4部作の2作目だけど…
とりあえず、コレで『ハイペリオン』前後編2部作は完結したので、
残りの『エンディミオン』前後編2部作はパスしよーと思う。
さらば、ダン・シモンズ。
さらば、ハイペリオン。
あ~、コレでやっと解放されるぜー!
自由だ!!
早く、何か、別のモン読んで、口直ししねーと…

そーいえば、この作品…
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演で、全3部作構想で実写映画化するって企画があったハズだが、
その後、ウワサを聞かねーなぁ~。
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ハイペリオンの没落〈上〉

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ハイペリオンの没落〈下〉

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by inugami_kyousuke | 2009-08-09 11:03 | 文学