びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

青猫 幻想童話館

司修の『青猫 幻想童話館』を読んだ。

「童話館」とゆータイトルにはなっているものの、
「童話」とゆーよりは、夢文学みてーなカンジだ。
むしろ、漱石の『夢十夜』や百閒の『冥土・旅順入城式』に近い。

楽しく読んだ。
スゲー面白かったってワケではないが、
色んな意味で、楽しめた。
実は、この本は、司修の短編小説集であると同時に、コラージュ画集でもあるのだ。
しかも、それらの絵は、この本のためのオリジナルじゃねぇ~。
以前に、全く違う人の新聞連載のために描いた挿絵なのだ。
つまり、この本の絵と文章は、本来、何のカンケーもない。
が…
実際、読んでみると、意外と合っているのだ、コレが。
シュルレアリスムっぽくて。
エルンストの『百頭女』や『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』なんかよりも、個人的にははるかに面白かったぜー。

さびてしまった 心のかけらを
誰もいない海辺の小屋で
人魚のおばあさんが売っていた。
一〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇個の
星の金貨をもっといで。


青猫 幻想童話館

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by inugami_kyousuke | 2009-08-30 10:40 | 文学