びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

エリアーデ幻想小説全集 第2巻

ミルチャ・エリアーデの『エリアーデ幻想小説全集 第2巻』を読んだ。

1巻目は、結構、楽しく読んだんだが…
この巻の収録作品は、宗教問答みてーな描写があまりにも多過ぎて、ちょっと苦痛だった。
『ドニー・ダーコ』とか、『ピンチャー・マーティン』みてーな作品が多くて疲れる。
が…!
『ムントゥリャサ通りで』は、文句なしに面白かった。
おそろしく饒舌な老人の取調べの話なんだが…
1つ質問すると、老人は滔々と話し始め、どんどん話はわき道に逸れていって、何が何だかワケがわからなくなってしまう。
やがて調書は、200年にも及ぶ、壮大な年代記の様相を呈し始める。
虚と実が入り乱れ、どこまでが真実で、どこまでが創造なのか、渾然となって来る。
ある意味、エリアーデの集大成的な作品なのかも知れねーと思った。
勿体ねぇな~。
コレ…長編で読みたかったぜぇ~。
d0012442_0302720.jpg
エリアーデ幻想小説全集〈2〉

[PR]
by inugami_kyousuke | 2009-09-19 11:32 | 文学