びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

幸福な質問

おーなり由子の絵本『幸福な質問』を読んだ。
「犬の絵本」シリーズ。
内容的には、犬の夫婦がただおしゃべりしてるだけの本だ。
問題は、その内容なんだが…

よくジェーン・オースティンの作品を称して、「全ての女性が読みたい本」と言われるコトがあるが、
この絵本も、「全ての女性が読みたい絵本」と言って良いと思う。
いわゆる「ラブラブ」ってヤツ?
『ホタルノヒカリ』や『Around40』で描かれていた、何気ない日常会話の中にある幸せ…みたいなヤツをテーマにしている。

ちなみに、もしも俺がこの質問をされたら…
かなりヤバいだろーなぁ~。
1)私がクマになってたら、どーする?
俺)とーぜん、まず、逃げるよな。
んでもって、銃を持って、殺しに行く。
で、首尾よく仕留めたら、クマ鍋かな~、やっぱ?

2)ゾウムシになってたら、どーする?
俺)ただちに殺す!
叩きコロス!!
んで、ゴミ箱にポイ。

3)大きな木になってたら、どーする?
俺)無視。
つーか、木にキョーミなんかねーので、たぶん、一生、気が付かねーと思う。

4)ネコになってたら、どーする?
俺)もちろん、末永く一緒に暮らすさー。
ちなみに、舌がザラザラしてても、一向に構わねーです。俺は~。


うっわ~、サイテーだな、俺…!!
だが、おそらく、この質問の趣旨は、そーゆうコトではないのだ。
質問者の女性が本当に訊きたいのは、
「こんなコトが現実に起こったら、どー対処するか?」などではなく、実は、
「私とあなたの2人の間に、もしも何かとんでもない障害が発生した時…それでもあなたは私を愛せるか?」
とゆー単一の質問の繰返しに過ぎないのだ。
つまり、たとえば…
1)ある日、突然、私が正気を失なって、あなたを攻撃しようとしたら、どーする?
2)私が記憶を失なって、あなたを忘れてしまったら、どーする?
3)私が動けない身体になってしまったら、どーする?
4)仕事を辞めて、完全にあなたに依存して生きるコトにする、と言ったら、どーする?
…とゆーよーな質問と同義なのだ。
従って、あくまでも相手は「私=質問者」なのであって、
けっして、クマやゾウムシや木やネコなんかじゃねーのだ。
だから、間違っても「殺す」とか「気がつかない」なんて答えちゃいけねーのだ。
よーするに、「どんだけ愛せますか?」って質問なワケだ。
この場合、「相手(女性)が答えて欲しい答えを答える」とゆーのが、正解なのだ。

もっと言うと…
ハッキリ言って、この会話に意味なんてねーのだ。
「愛してる?」「愛してるよ」「どのくらい?」「このくらい…」
みたいな。
言葉遊びっつーか、イチャイチャしてるだけっつーか。
つまり…この質問の意義は、「問題解決」にあるのではなく、
「ラブラブな会話を楽しむ」とゆー一点にのみ、あるのだ。

女性にとっては、幸せな時間なのかなー?こーゆうのが。
ま、俺にはよくわかんねーけど。
なんにも こわくないよ
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幸福な質問

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by inugami_kyousuke | 2010-05-15 14:08 | 文学