びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

夢源氏剣祭文(ゆめげんじつるぎのさいもん)

小池一夫 作
森田曠平 画
『夢源氏剣祭文』を読んだ。

毎日新聞に1年間にわたって連載された歴史ファンタジー…
とゆーか、伝奇小説。
日本画の森田曠平が超・豪華な挿絵を担当し、好評だったらしい。

母と死別した4歳の少女いばらき(のちの茨木童子)が、父親を探しにゆく話。
白狐を母に持つ安倍晴明をはじめ、あやかしや歴史上の人物と関わってゆく。
茨木童子、安倍晴明、金太郎(坂田金時)、平将門、八百比丘尼、山姥、渡辺綱、朱天童子、俵藤太(藤原秀郷)、藤原兼家、藤原道長、源頼光、壱子(藤原道綱母=藤原倫寧の娘=『蜻蛉日記』の作者)…

楽しく読んだ。
久々の小池一夫作品だったし。
感慨深く読ませて頂いた。
でも…
やっぱ、小池一夫はコミックで読みたかったなぁ~。全10巻くらいで。
ザンネン。
コレ…コミックでやってたら、ひょっとしたら、『魔物語』や『青春の尻尾』以上に面白い作品になってたかも知れねぇ~。
(実際には、皇なつき作画で、コミック化してはいるみてーだが、未完みてーだ)
もっと化け物がウジャウジャ出て来て、仲間になったり、退治したり…ってゆー痛快な作品かと思ってたら、
どちらかとゆーと、人情や人間関係を中心に描いた作品だった。
それにしても…
「鬼に噛まれると鬼になる」って話は、初めて聞いたぜー。
ゾンビみてーだな~。


他人(ひと)の哀しみに、すぐさま反応するのは、より以上の哀しみの中に住まうからか。
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夢源氏剣祭文〈上〉
夢源氏剣祭文〈下〉

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by inugami_kyousuke | 2010-06-12 09:40 | 文学