びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

一行物語集 世界は蜜でみたされる

飯田茂実著『一行物語集 世界は蜜でみたされる』を読んだ。

ザンネンながら…
つまらなかった。
「一行(一文)完結のショートショート」ってアイデア自体は、充分、面白いと思うんだが、
肝心の内容がイマイチだった。

もっとストーリー性のあるモノかと期待して読んだんだが…
何だか、夢日記のメモみてーなカンジの内容だった。
否、もちろん別に、ソレならソレで、い~んだが…
夢日記にするんだったら、せめてもっとシュールに、詩的断章みてーに昇華するべきだった。

何つーか…コレだと、
「思いつきそのまんま」っつーか、
「着想の走り書き」っつーか、
つまり、原石のままなのだ。コレじゃ。
「原石のまま」ってコトは、すなわち「ただの石コロ」って意味で…
イコール「無価値」ってコトだ。

勿体ねぇな~。
もっと磨けば、輝石や宝石になるのになぁ~。
その素性の知れない美貌のモデルが息を引き取ると同時に、生前みずから予言していたとおり、彼女を描いたいくつもの肖像画は皆、それぞれの置かれている場所で、紫色の炎を吹いて燃え始めた。

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一行物語集 世界は蜜でみたされる

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by inugami_kyousuke | 2010-11-21 21:32 | 文学