びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ガラスの街

ポール・オースター著『ガラスの街』を読んだ。
『シティ・オヴ・グラス』ではなく、わざわざコッチの訳を選んで、読んだ。
いわゆる「ニューヨーク3部作」の1作目だ。

結論から先にゆーと、あまり面白くなかった。俺には。
好きな人は、大好きみてーだが…
「味わうように何度も読んだ」とか、「訳文が素晴らしい」とか、聞いていたので、
けっこーワクワクしながら読んだんだが。

何故かポオの「ウィリアム・ウィルソン」が出て来たりとか、
「バベルの塔」とか、
「カスパー・ハウザー」とか、
果ては、作者自身が登場したりとか…
どちらかとゆーと、ネタ的には、好みなんだが。
料理の仕方がちょっと…
俺は、このソースじゃ食えねぇ~です。
ラストも、ちょっと…
出版するまでに、17の出版社に断られた作品らしい。
(もちろん、だから出来が悪いってコトは無い。
作品の価値と出版社の判断は、全く別の問題だ。
「出版しない」とゆー意味は、
「出版する価値が無い」とゆー意味ではなく、
出版社にとって「現時点で、カネにならない」とゆーほどの意味でしかない。現に、今では、この作品は世界中で出版されているワケだから)

3部作の残り2作=『幽霊たち』『鍵のかかった部屋』も続けて読む心算だったんだが、とりあえず保留ってコトにしておく。
ザンネン。
素材としては、好みなんだが、
テイストがなぁ~。
コレだったら、キャロルとか、シュペルヴィエルとかの方が、イイぜー。俺には。
あ、『ガラスの鍵』でもイイけど。

そもそものはじまりは間違い電話だった。
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by inugami_kyousuke | 2011-12-04 20:42 | 文学