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犬神狂介の【狂人日記】

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少林サッカー

【86点】

●チャウ・シンチー監督・脚本・主演・製作総指揮作品。
面白かった。
コレは、『アストロ球団』だろ~?
単なる「おバカ映画」じゃねぇ~です。
俺が「感動した!」と言うと、みんな「…えっ!?」と言う。
この作品は、「武道の真髄」を見事に描ききった作品である!
鉄壁と思われたキーパーが倒され、代わりに饅頭売りの少女がチームに入る…。
そして、その「動き」こそ!
…うおお~っ、ソレこそ、かの大山倍達が、生涯ただ1度だけ負けたという、中国武術の「円の動き」ではないかッ!!
●「剛」「直線」「動」…何でも良い…に対する「柔」「円」「静」の動きである。
もっと言うと、それは「力」に対しての「技」なのである。
すなわち「柔よく剛を制す」…。その瞬間、人は「神」となる。
まこと、武道とは、「武」の道を極め、人が神となる「道」なのである。
『食神』と比べると、かなりレベルアップしていて、ビックリする。
●中盤、ややテンポが悪くなるが、この種の「達人と集めてチームを作る」テーマの作品としては、かなりいい出来だと思う。
ラストの3分の、「カンフーの理想世界」がめちゃめちゃイイ!!
●それにしても、スゴいな、この人は…。
一生、このネタで食ってくつもりなんだろーか?…と思ってしまう。
でも、結局、新作が出たら、見ちゃうもんな~。
よーするに、コレって、「みんなカンフーものが大好き」ってコトなんだろーか…?
●因みに、作家の馳星周のペンネームの由来は、チャウ・シンチーの名前をひっくり返しただけ、というのは、あまりにも有名な話だが…
いーのか?大切な名前を、ん~ないーかげんに決めちゃって…!
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治は、『がきデカ』の山上たつひこをパロッて、「山止たつひこ」の名でデビューしたが、
その後、本人の方が有名になってしまい、ギャグとして成立しなくなったため、改名したが、
新しい名前が認知されるには、かなりの時間を要したという。
チャウ・シンチーの名が消える日は来ないと思うが、今後、この2人の関係は、どーなって行くのだろうか…?
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by inugami_kyousuke | 2005-08-26 20:30