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犬神狂介の【狂人日記】

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催眠

【1点】

●SMAPの稲垣吾郎主演のミックス・ジャンル作品。
サイコホラーとして語り始められるが、終盤で、いきなりホラーになって終わる。
この時点で、フツーなら「何コレ~?バカじゃん!?」とゆー評価にしかならないと思うが…もともと、このジャンルは、映像化が不可能に近いのである。
何せ、本家のクーンツの作品だって、かなりの数が映画化されているものの…内容的には、ほぼ全滅状態なんだから!!
●良く言えば、日本では珍しい、「クーンツっぽい」作品だ。
が、まぁ…悪く言えば、カンペキに「破綻」している。
(正確には、「最初から、計算ずくで破綻させている」ワケだが、結局のところ、見ている人にそんなコトは、一切、カンケーね~ワケで…。
作品の「出来の悪さ」の言い訳にはならねぇ~!)
●いわゆる「クーンツ節」ってヤツは、俺は個人的に、本家・クーンツの半ば「お家芸」のよーなモンだと思っているので、他の作家がやっても、ソレは「サルまね」の域を出ていない。
例え、それがあのキングであっても、である。
しかも、映画化されて成功したためしがない!
今まで俺が目にした日本映画でのこの種の作品は、この作品と『パラサイト・イヴ』くらいだろーか?
「謎解き」の要素を取り入れているにも関わらず、結局、「謎が解き明かされない」のも、大きなマイナス・ポイントだろう。
(コレも、そもそも原作がそーなのだから、どーしようもないのだろーが…)
●ミックス・ジャンルはともかく、「推理仕立て」で「謎を収束せず」延々と続編を書き続ける…とゆーのは、果たして、作家としてどーなんだろーか?
「いつか松岡圭祐の原作も読んでみようかな~?」と思っていたら、いつの間にか、スッゲェ~数に増殖していたので、
(しかも、『催眠』『千里眼』『マジシャン』という3つのシリーズがそれぞれにクロスオーバーしたりなんかしちゃったりして…)
コレは「小説」とゆーより、むしろ「マンガ」なんだなぁ…?と理解するコトにした。
あまりにも、どんどん増えてゆくので、手を出すのはやめておく。
同じ時間を使うのなら、読むべき本も、見るべき映画も、いくらでもあるんで…!
●そーいえば、この作品…ちょーど菅野美穂が女優として「売り出し中」の頃の作品で、わざわざこんなアブノーマルな役ばかりやっていた。
菅野美穂って、俺の目には、イグアナにしか見えないんだが…。
ひょっとして、みんなには、イグアナに見えていないのだろーか…?
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by inugami_kyousuke | 2005-10-05 20:31