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犬神狂介の【狂人日記】

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0061/北京より愛を込めて!?

【15点】

●チャウ・シンチー初監督作品。
タイトルからも、あからさまにわかるよーに、007のパロディだが…
「0061」って、どーゆう意味だ!?
ワケわかんねーよ。映画の中では、「007」なのに…!
『008 皇帝ミッション』の方を先に見ていたので、製作年度が「あとさき」になってしまった。
(かなり探し回ったが、結局、近くのレンタル屋さんには、入荷していなかったので…)
●『008 皇帝ミッション』の方は、かなりハチャメチャな内容(何つーか…俺の個人的な感覚だと、「脳が溶けたよーな」感覚!)だったが、
この作品は、意外と真面目に「パロディやんなきゃ~」という姿勢で作られていて、ちょっとビッ
クリした。
007お決まりの導入部、最初の影絵みたいな「歌のシーン」も…
もーちょっと遊んでも良かったんじゃねーか?と思ったが、最後は、やっぱり、チャウ・シンチーらしいオチがついていた。
●スパイとして劣等生だったチャウ・シンチーが、実はすげー実力の持ち主だった…という、典型的な「能ある鷹のドラマツルギー」の作品。
「黄金銃」が出て来たり、ジョーズみたいなヤツまで登場して…「うわ~、今さらジョーズかよ~!?」と、かなりビックリした。
仕事(任務)が無くて食いつめた007が、なぜか肉屋になっていて、デカい肉切り包丁と鏢(ひょう)を武器に戦うんだが…
スパイのクセに、めちゃめちゃ目立ってんじゃん~!
この包丁がまた、『ルパン三世』の石川五右ェ門の斬鉄剣みてーに「この世に斬れない物はない」業物とゆー設定だ!
鏢の「乱れ打ち」もカッコいい!
●随所に『スター・ウォーズ』とか、『ニキータ』とか、『ロボコップ』とか…過去の名作へのオマージュ的なネタも満載で、
チャウ・シンチーの映画への愛情を感じる。
コレは、おそらく「お国柄」なんだろーが…例の残虐テイストも健在だ!
コメディとは思えないほど…
ホラーと見まがうほど、ドバドバ血が流れるし、信じられないくらい、カンタンに人が殺されてゆく。
良くも悪くも、「俺がチャウ・シンチーだ!イヤなら、見るなよ!見て下さいなんて、誰が言った?…バーカ!!」とゆーよーな作品だ。
●全編にわたって、しつこいくらいに「どーしよーもない、ヘンな発明」が出て来るが…
俺、こーゆうの、好きだなぁ~!
(たまに『こちら葛飾区亀有公園前派出所』にも、こ~ゆうヘンな博士が出て来るんだが…くっだらないけど、スゲー好きなんだよなぁ~…!)
共演のアニタ・ユンて人は…なんか、俺には内田有紀に見えて仕方なかった…。
あと、吹き替えのチャウ・シンチーの声は…コレって、『フレンズ』のジョーイ(平田広明)じゃん!?
●妻チェックによると、アニタ・ユンは、「昔の坂井真紀に似ている」らしい…
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by inugami_kyousuke | 2005-10-23 10:39