人気ブログランキング | 話題のタグを見る

犬神狂介の【狂人日記】

kyoujin.exblog.jp ブログトップ

バットマン

【6点】

ティム・バートン監督作品。
『スーパーマン』や『スパイダーマン』のよーな、単なるヒーロー物だと思って見たので、かなり衝撃的だった。
マイケル・キートンとゆーヘンなオッサンがバットマンだと知った時には、思わず拒絶反応が…!
しかも、武器オタクの上に、どっちが怪人かわかんねーくらい、スッゲー屈折してるし!
更に、ストーリーがつまんね~!!
ティム・バートンとゆー人にとって、ストーリーなど、どーでもいいのではないか?と思ってしまうコトがある。
バットモービルやゴッサム・シティが不必要なくらいに…イヤ、「異常に」と言ってもいい!…美しく作り込まれていて、ミョ~に印象に残った。
もっと、ずっと後になって、俺の鑑賞の仕方が間違っていたコトがわかった。
コレは、いわばバートンの「自画像」のよーな作品なのだ。
ココでは、善も悪もない。
バットマンも怪人も、所詮は同類に過ぎない。
ココで描かれるのは、徹底して「異形の哀しみ」のみであり、善も悪も、等しく苦しむのだ。
by inugami_kyousuke | 2005-12-13 23:23