びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ハチミツとクローバー9巻(つづきのつづき)(コミック版)

かつて、一度だけ…
俺も神を見たことがある。
「見た」というよりも、「感じた」と言った方が正しいが。
実は…
俺はかつて、非常にはぐに似た人に出会ったことがある。
と言っても、もちろん、姿かたちが似ていたワケではない。
「描くという才能」に関して、である。
その人は、非常に変わった人だった。
個性的などという言葉では、決して語り尽くすことの出来ないほどに、異質な存在だった。
突然、「実は、宇宙人だった」と言われても、信じてしまいそうなくらい…。
「この世にただ1人しかいない」ということが、ハッキリと感じられた。
その華奢な肉体の一体どこに、作品を生み出す時の、あの凄まじいパワーが宿っていたのだろうか?
そして、ある時…
突然、俺は理解したのである。
その人は、「天使の指先」なのだ。
その力の源は、もっとずっと先にあり、巨大なのだ。
その人の作品は、その「偉大な力」のホンの一部があふれ出たに過ぎない…と。
おそらく、はぐも、そのような人の1人なのだろう。
指先の感覚がなくなったら、描けなくなってしまうのか?
否!
絵は、技術ではない。
ロックが「生きざま」であるように、アートもまた「魂に刻まれしもの」であり、技術ならば他人に教えることが出来るが、魂を教えることは出来ない。
肉体は、魂の器に過ぎない。
おそらく、魂は肉体にキッチリ収まっているようなチンケなものではないのだ。
人は、肉体という容れものを通して、魂のごく一部を、さまざまな形で解放しているだけなのではないか?と思う。
[PR]
by inugami_kyousuke | 2006-07-20 22:40 | コミック