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犬神狂介の【狂人日記】

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結婚できない男

そーか…。
みちる(国仲涼子)は単なる「噛ませ犬」だったのか~…。
ちょっとかわいそーだったとは思うけど、「みんな出て行け!」ってのは、大人の女の反応じゃねーだろ~?
中学生じゃね~んだから…。
てか、もともと、もしも信介(阿部寛)がOKしても、みちるとは何一つ合わなかったんじゃね~か?と思うし。
ホントに、みちるとゆーキャラクターは、最後まで、恋愛とは無縁だったなぁ~。
「ポジティブ・シンキング~」で、何でも笑って済ませられるのは、大きな長所だとは思うけど。
信介が「オトコっていうのはね、相手の女性がどんなに若くてもオッケイなんですよ…!」なんて言ってたけど、少なくとも、この作品の中では、みちる(27)や沙織(23)よりも、早坂先生(36)や沢崎さん(38)の方が「いい女」に見えた。
アメリカでは30代でも40代でも、フツーにラブストーリーがあるけど、日本では、まだまだ少ないと思う。
全てがあのタイミングでなかったら…
母親のこと、
みちるの引越し、
コンビニの女の子とビデオ屋さんのパンク野郎の結婚、
(なぜか、コレが…スッゲーうれしかった!ビデオ屋さんが臨時休業だったのは…2人の結婚式に店員が全員出席したからだったんだ~?ちょっと前に、2人とも顔にバンドエイドをしてたけど…アレは何だったんだろ?やっぱ、ケンカしたのかな~?)
金田(高知東生)の素顔…
全てが、信介の背中を押していたよーに思う。
もしも、あのタイミングでなかったら…
ホンの少しでもズレていたら…
たぶん、また、「何を言っちゃってるんだろうな、この人は~!?」みたいなコトを言って、早坂先生(夏川結衣)を傷つけてしまったんじゃね~か?と思う。
「私は、キャッチボールがしたいんだと思います、あなたと。…ボールは投げました」
早坂先生らしい告白だった、と思う。
2人の家を設計するコトで、プロポーズしようとしたのも、実に信介らしい答え方だった。
先生がブチ切れて、一度、話がチャラになり…
また、自然に帰り路で出逢い、自然に、水が低い方へ流れるよーに、2人並んであの橋を渡るシーンは、とても感動的だった。
何つーか…「オトナの恋愛」ってカンジだ~。
「ど~してもって言うんなら…」
「ど~してもなんて言いません。でも、あなたが、ど~しても、って言うんなら、行ってもいいですよ?」
「じゃあ、来て下さい。ど~しても!」
って…
おお~っ!
ちゃんとキャッチボールになってんじゃん!?
ちょっとぎこちないけど。
ドラマとしては、やや物足りないくらいの「寸止め」で終わったワケだけど、
最後…金魚も2匹になってたし、家の設計も完成してたよーに見えたし…
(たぶん、先生のダメ出しも、結構あったんじゃね~かと思うけど)…
母親も一緒に、明るくて、開放的で、たくさん人が集まるよーな、そんな家で暮らしたんだろうな~…と予感させる、静かな終わり方だった。
ホントに…いい作品だったと思う。
主演の2人はメチャメチャ素晴らしかったし、信介をとりまく女性たちが、全員、ホントに生き生きとして、輝いていて見えた。
みんなが似てる似てるなんて言うから、段々、信介の顔がケンさんの顔に見えて来て、困ったけど。
…ぺぺさんとロンさんとチーノさん…って、面白かったけど、ひょっとして、忍くん(英治=塚本高史)のアドリブ!?
沙織(さくら)がウェディングドレスを見つめてるシーンは、意味深だったけど、ひょっとして、あの2人もそろそろ…ってコトかな~?
信介と早坂先生が結婚したら、この2人も、「芋づる式」に結婚しちゃいそーな気もするけど。
ちなみに、主題歌=ELTの「スイミー」の歌詞には、歌い出しの「ちょ~お~~ッ」ってゆー言葉は入っていないよーだ。
「超…」ではなかったらしい。
あと、「キュ~ラめいて~」は、「きらめいて」だったみてぇ~だ。
タイトルの「スイミー」とゆーのは…
レオ=レオニの名作絵本の「スイミー」のコトなんだろーか?
小さな黒い魚の話だけど。

…それじゃっ!!

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by inugami_kyousuke | 2006-09-23 09:34 | テレビ