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犬神狂介の【狂人日記】

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ランボー/怒りの脱出

【83点】

ジェームズ・キャメロン脚本、シルベスター・スタローン主演作品。
単純明解で好きだ。
『ロッキー』と同様…
パート1ではフツーの人間だったのに、なぜか続編では、スーパーヒーローとして生まれ変わっている。
1でしっかりキャラクターを立て、2以降で娯楽アクションシリーズとして確立させる…とゆー方法だ。
戦争映画として考えると、善悪二元論のバカ映画なのかも知れないが…
フィクションなんだから、類型的な誇張は必要だ。
そして、物語は、シンプルな方が良い。
物語は、単純であればあるほど、メッセージ性が強くなる。
つまり、ヘタに「リアルにしよう」と思って、不純物を添加すればするほど、「作品が本来、持っているパワー」もまた、どんどん希釈されてゆくのだ。
従って、悪はとことん悪く、善はとことん善くなければならない。
悪だか善だかわからないよーな設定は、作品のメッセージ性を曖昧にするだけだ。
リアルがイイって言うのなら、とことんリアルにすれば良い。
が…ハッキリ言って、「リアルなヒーローもの」なんてモンは、あり得ないと俺は思っている。
by inugami_kyousuke | 2006-11-30 23:26