人気ブログランキング | 話題のタグを見る

犬神狂介の【狂人日記】

kyoujin.exblog.jp ブログトップ

死ぬまでにしたい10のこと

【5点】

イザベル・コヘット監督、サラ・ポーリー主演作品。
『いま、会いにゆきます』と似たよーな話だったが、ヘンなファンタジーに逃げていない分、こっちの方が良かった。
オトコと女の違いなのだろーか?
もしも、俺が死の告知を受けたら…
たぶん、『木更津キャッツアイ』のぶっさんと同じよーな生き方をすると思う。
この作品のアンみたいに、配偶者以外の人と付き合うとか、夢中にさせる、なんて考えるコトはないと思う。
おそらく、俺が独身だったら…
ぶっさんと同じく、「彼女をつくる」とゆー項目は消して、モー子と付き合うコトはなかっただろう。
たとえ、好きな人がいたとしても、何らかの形で思いを伝えよーとはするかも知れないが、付き合うコトはないだろう。
結局…俺には、アンの気持ちが理解出来なかった。
『いま、会いにゆきます』でもそーだったが…
「夫に自分の代わりの女性を見つけてやる」とゆー心理もわからねぇ~。
が、確かにいい作品ではあった、と思う。
主演のサラ・ポーリーが非常に美しく…
冒頭の雨に打たれるシーンや、
水の入ったグラスで音楽を奏でるシーン、
ビーズのすだれ越しに自分以外の家族を眺めるシーンなど…
映像詩のよーな作品となっている。
ただ、この作品自体は美しいが、これは、あくまでも主人公アンの一人称の物語だからであって…
この先の、不倫の恋人の苦悩や、裏切られた夫の人生を思うと…
俺には、随分と幼稚で自分勝手で無責任な死に方のよーに思われて仕方がない。
死ぬまでにしたい10のこと_d0012442_22365270.jpg
死ぬまでにしたい10のこと_d0012442_22364219.jpg
死ぬまでにしたい10のこと_d0012442_22363151.jpg

by inugami_kyousuke | 2007-02-12 22:46