びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

イリュミナシオン ランボオ詩集

金子光晴訳。
何か、つまんねーぞ、コレ~。
タイトルが『イリュミナシオン』だったので、結構、期待しちゃったんだが。
つーか…この金子ってオッサンも、ホントは只者じゃねーハズなんだけど、先に読んだ小林秀雄と堀口大學が、あまりにもブッ飛び過ぎてて、ものすげーフツーにしか見えねーのだ。
濃い味付けのモノを先に食べると、その後、何を食べても、一切、味を感じなくなっちまうのと一緒だ。
小林訳や堀口訳と比べると、非常に平易な文章で、実にわかりやすい。
でも、フツーなのだ。
哀しいほど、フツーで、没個性的。
何つーか…まるで、教科書を読んでるみて~だ。
てか、ヘタしたら…Jポップの歌詞ですか~?みたいな。

「翻訳詩を読む」って行為は、あくまでも原文を直接、読むワケじゃなく、
「翻訳者とゆーフィルターを通して、原文を覗き見る」よーなカンジになるのだ。
小林フィルター。
堀口フィルター。
そして、金子フィルター…。
もちろん、翻訳者たちは、みな、同一の原文を読んでいる。
にも関わらず、訳文は、どれも全くの別物だ。
ゲスのランボオ、
良い子のランボオ、
フツーのランボオ…みたいな。
ホントに、人間て不思議な生き物だ。
同じモノを見ても、同じモノを見ていない。
十人十色、百人百様…
きっと、千人いれば、千通りのランボオがいるのだろう。
つまるところ…俺は、孤高で、傲慢で、不遜で、反骨的な、小林ランボオに、いちばん魅力を感じる。
そして、果たして「アルチュール・ランボオが好きか?」と問われたら…
ソレは疑問だ。
小林ランボオは好きだけど。
アルチュール・ランボオは、たぶん、もっとガキだから。
よーするに、俺のランボオ論の結論は、「コイツはガキだ」に尽きる。
たとえ天才だろーが、何だろーが、ガキはガキだ。
良い意味でも、悪い意味でも、ガキ。
それ以上でも、それ以下でもない。
以上!

そーいえば、この本の『恥辱』とゆー詩の中に、「モンロッシューの臭猫(においねこ)」ってのが出て来るんだけど…
「臭猫(においねこ)」って何だよ!?
まさか、麝香猫のコトじゃねーだろーな~?
「そこらいちめん、臭気をまきちらす!」って、ヒド過ぎ!!
『フレンズ』の「くちゃ~い猫」みてーな猫が、モン・ロッシューってトコにいたんだろーか?

あと…
やっぱ、『酔っぱらいの舟』じゃカッコ悪いだろ~?
『酔いどれ船』じゃねーと…。
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by inugami_kyousuke | 2008-05-07 23:11 | 文学