びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ベルベットうさぎのなみだ

原作 マージェリィ・ウィリアムズ、
文 ルー・フィンチャー、
絵 スティーブ・ジョンソン&ルー・フィンチャー。
絵本『ベルベットうさぎのなみだ』を読んだ。

コレは、ルー・フィンチャーとゆー人が、名作『ビロードうさぎ』を、より年少の子供向けに、わかりやすく、かつコンパクトに書き直したものだ。
絵も違う。

結論を言うと、この本は、俺はキライだ。
なぜか?とゆーと…

・「木馬」が、ちっこ過ぎ!やっぱ、子供が実際に乗れる大きさじゃなきゃダメだろ!?
・絵がヘタとは言わないが…
全体的に、オールズバーグのパクリっぽいし、細部がヘン!!
ページによってうさぎの耳が、大きくなったり、小さくなったりするから、コレじゃ、まるで「ベルベットうさぎ」じゃなくて、「ベルベットねずみ」じゃねーかよ!
表紙の絵と、本の中の絵で、子供の毛布のガラが違う。
「違う」っつーか、表紙の絵は、ガラを描き忘れているのだ。
「それくらい、どーだってい~じゃん?」とも思うが、だったら、そもそも、そんな「どーだっていい本」を出版する必要があるのか?
・妖精がヘン!!
何つーか、ぬいぐるみみて~なんですけど!?
基本的に、写実的なタッチなのに、なんでいきなり、へのへのもへじみてーな妖精が出て来るかな~?
・そして、極めつけは、ラストの一文だ。
「そしてそのあとも、男の子が子ども部屋の魔法に気づくことは、けっしてありませんでした」
って…
コレは、明らかに蛇足だろ!?
原作には、そんなコト、どこにも書いてね~し!!
原作をちゃんと理解して、愛情を持っていれば、とてもこんなコト出来ねーと思うんだが?

タイトルが『ビロードうさぎ』から『ベルベットうさぎのなみだ』に変わってんのはなぜだ?と思ってよく見たら…
原題は、どちらも『The Velveteen Rabbit』だった。
実は、石井桃子が、最初に「ベルベットうさぎ」を「ビロードうさぎ」と訳していたのだ。

「小さな子供にわかりやすく、文を減らして絵を多くする」とゆーコンセプト自体は、悪くない、と思う。
が、ハッキリ言って、絵も文も、別の人がやるべきだった。
オリジナルの方が、はるかに良い。
この本は、劣化版でしかない。
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by inugami_kyousuke | 2008-08-09 20:27 | 文学