びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

アバラット

クライヴ・バーカーの『アバラット』を読んだ。

実はコレ…結構、楽しみにしてた作品だったんだけど…
つまらなかった~。
ザンネン。
久々のバーカーだったのに。
『ウィーヴワールド』『不滅の愛』『ダムネーション・ゲーム』『イマジカ』の方が、はるかに良かったぜー。
と言っても、個人的には、もっと昔のホラーの方がずっと好きなんだけど。
コレ…なんか、本人はノリノリで書いてるみたいだけど…
何つーか、痛いんスけど~。
第一に…バーカー、絵ヘタ過ぎ!
よく恥ずかしくねーな~?
こんなの出版しちまってー。
実は、この作品は文庫版でも出てるんだが、文庫版はイラストが一切、載ってねーんで、わざわざ単行本の方を読んだんだが…
文庫の方が良かったかも知れねぇ~。
てか、プロのイラストレーターにするべきだった。
この、漫☆画太郎みてーなヘナチョコな絵が、著しくこの作品の想像性を損ねている!
バーカーとゆー人は、今やカンゼンに自分を見失ってるとしか思えねぇ~。

断言する!
やっぱ、バーカーは、ホラーだぜっ!!
ファンタジーなんて、バーカーにはヌル過ぎるのだ。
いくら、ダークファンタジーとか言ったって、所詮、バーカーには明る過ぎる世界なのだ。
バーカーは、闇の申し子なのだから。
ファンタジーが書きたきゃ、好きなだけ書けばいい。
んで、書き尽くしたら…
また、ホラーに回帰するべきだ。
どんなに偉大な才能も、正しく使わねば、ムダになっちまう。
バーカーには、早く己れを知って欲しい。
そして、こんなぬるま湯みてーなんじゃなく、『ミディアン』の続きを書けよ!!
と言っても…
まぁ、書けねーんだろーけど。
でも、やっぱ、書くしかねーのだ。
自分から逃げても、結局、他に道はねーんだから。

この作品は…
「ディズニー映画化決定!
2004年クリスマス公開予定!!
全4巻の壮大なファンタジー!!!」
と、鳴り物入りで出版されたにも関わらず、
その後、映画化の話はプッツリと聞こえて来なくなり、その上、「4部作」のハズなのに、一向に第2巻が発表されなかった。

「またかよ!また、例のビョーキかよ!?」
例のビョーキ…「バーカー病」とは、
「3部作を書きます!」と言って、1巻だけ書いて、続きは2度と書かない…とゆー世にも恐ろしいビョーキなのだ。
「カバル3部作」は、1作目の『死都伝説(映画化名=『ミディアン』)』しか書かなかった。
しかも!
勝手に「もーホラーは書かね~」なんて言い出す始末。
ファンタジーに転向してからも、結局、「アート3部作」は、1作目の『不滅の愛』しか書いてねーし。

だから…
「アバラット4部作」と聞いた時には、「ど~せ、また1作しか書かねー気だな?」と思ったのだ。
が、今回は、「ディズニーに映画化権を売った」とゆー話だったので、さすがに「書きたくなくても、書かざるを得ない」ワケで…
ちょっと心配していたのだ。

2004年に2作目の『アバラット2』が出た時には、マジでびっくりした。
「バーカーは、ついにバーカー病を克服したのか!?」とさえ思った。
が、それっきり…
公開予定だった2004年が過ぎても、映画化のウワサすら全く耳にしなくなり、
3作目が出版されるコトもなかった。
「やっぱ、ダメだったのか…人間、そうカンタンに変われねーってコトか~?」と思ってたら、
ナント!
2009年春には『アバラット3』を上梓するらしい。
コレは、かなり大部の作品となるよーだ。
しかも!
「アバラット4部作」だったハズが、いつの間にか、「クインテット(五重奏)」になってるしィィィ~!!

でも…
気になるのは、
2002年『アバラット(Abarat)』
2004年『アバラット2(Abarat: Days of Magic, Nights of War)』
2009年『アバラット3(Absolute Midnight)』
となっており、
1巻と2巻の間が2年、
2巻と3巻の間は、実に5年!も経っているのだ。
まぁ、3巻の出版は、2008年秋を予定していたのが、ズレ込んで2009年春になったみたいだが…
だとしても、4年。
2、4、と来たら、やっぱ、次は8、16、32…だよな~?
全部足すと、五重奏が終わる頃には、ナント、62年もかかる計算になっちまうんスけど~!?
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アバラット

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by inugami_kyousuke | 2008-09-28 00:57 | 文学