びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

たんぽぽ娘

コレは、1人の作家の本ではなく、複数の作家の短編を編んだ本…
いわゆるアンソロジーってヤツだ。
「海外ロマンチックSF傑作選2」だそーだ。
別に、俺はロマンチックな話には、全くキョーミねーんだけど。
表題作=『たんぽぽ娘』が読みたくて、ずーっと探してたのだ。

●『たんぽぽ娘』ロバート・F・ヤング
陪審員として妻が召還されてしまい、2週間の休暇を避暑地で1人で過ごさねばならなくなったオトコが、見知らぬ若い女性に恋をしてしまい…とゆー話。
タイムトラベル・テーマの、非常にオーソドックスな話だ。
ラブロマンス版の『ドラえもん』みたいな。
シンプルかつコンパクトな作品だけど、悪くなかった。
もっと細部を膨らましたら、映画に出来そーだ。
そしたら、『ジャンパー』なんかより、はるかに面白ぇ~かも?
でも…
たしかに、原題は『The Dandelion Girl』だから、『たんぽぽ娘』で正しいんだけど…
ちょっとバカっぽいっつーか、いまいちカッコ悪いっつーか。
まぁ、インパクトだけは、スッゲーあるとは思うんだが。
このタイトルは、『地底ドドンパ男』に匹敵するよなー。

その他、7篇の短編が収録されている。

●『風の人々』マリオン・ジマー・ブラッドリイ
●『ペンフィールドへの旅』イリヤ・ワルシャフスキー
●『詩』レイ・ブラッドベリ
●『われら誇りもて歌う』ジュディス・メリル
●『チャリティからのメッセージ』ウィリアム・M・リー
●『なんでも箱』ゼナ・ヘンダースン
●『翼のジェニー』ケイト・ウィルヘルム

レイ・ブラッドベリの『詩』は、ずっと前に読んだコトがあった。
面白い作品だけど、ちょっと、この作品集の趣旨には合わないよーな気がした。

その他の作品は、どれも似たよーなテイストの作品ばかりで、よく、こんなに集めたな~?と感心した。
『たんぽぽ娘』『風の人々』『チャリティからのメッセージ』『翼のジェニー』あたりは、知らずに読んだら、同一人物が書いたとカン違いしちまいそーだ。
あと…この中では、『なんでも箱』が、変わってて面白かった。
ちょっと、トム・リーミィを連想させた。
安房直子の『きつねの窓』にも似ている。
あんまりロマンチックとはカンケーねー話だけど。

全体的に、楽しく読めた。
基本的には、俺は、アンソロジーはあんまり好きじゃねーんだけど。
「色んな作家を知る」って意味では、「まぁ、こんなのもたまにはい~かも?」と思った。
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by inugami_kyousuke | 2008-12-14 10:05 | 文学