びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ジョナサンと宇宙クジラ

ロバート・F・ヤングの『ジョナサンと宇宙クジラ』を読んだ。

「九月は三十日あった」
「魔法の窓」
「ジョナサンと宇宙クジラ」
「サンタ条項」
「ピネロピへの贈り物」
「雪つぶて」
「リトル・ドッグ・ゴーン」
「空飛ぶフライパン」
「ジャングル・ドクター」
「いかなる海の洞に」
の10篇が収録されている。
けっこーバラエティに富んでいて…まるで福袋みてーだ。

「ジョナサンと宇宙クジラ」「リトル・ドッグ・ゴーン」「ジャングル・ドクター」「いかなる海の洞に」は、なかなか読みごたえがあった。

個人的には、「ジャングル・ドクター」がいちばん良かった。
久々に感動したぜ~。
愛を失くし、傷ついた男の魂を、美少女型エイリアンのドクターが癒してやる話。
…って書くと、何か、スゲーおバカっぽく聞こえちまうけど。
愛する者を失った男の底知れぬ絶望と、
最初は男に嫌悪を抱きながらも、徐々に彼の魂の美しさに気づき、彼を愛し始めるエイリアンの心情が克明に描かれている。
『たんぽぽ娘』にも似た、非常に美しい話だった。

ヤングとゆー作家は、100篇近い作品を発表してるのに、ほとんど本になってねーらしい。
日本で読める本は、コレで終わりだ。
どっかで、短編全集でも出してくんねーかなぁ~?
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by inugami_kyousuke | 2008-12-29 12:57 | 文学