びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

犬を飼う

谷口ジローの『犬を飼う』を読んだ。
第37回小学館漫画賞審査員特別賞受賞作品らしい。

妻と一緒に本屋へ行くと…
妻「まだ~?」
ものの1分と経たない内に、攻撃が始まる。
妻「まだ見てんの~?」
背後霊のよーに、俺の後ろに立っているのだ。
俺「何でひっついて来んだよ!雑誌見て来いよー!!」
妻「ヤダ。もー疲れたよ~」
俺「……………」

コレじゃ、ゆっくり本が見られねーんで…
ある日、俺は、追って来る妻に障害物を設定し、追って来られねーよーにしてみよう、と思った。
俺「あ!こんなの、あったよ~?コレも、売れたよね~!ああ、こんなのも!!」
と言って、そこらへんにある犬関係の本を、テキトーにポイポイ妻に手渡して、妻がそれを見ている間に、自分の本を見よーとゆー作戦だ。
この作戦は、見事に成功したかに見えた。
が…
この本を渡して、1分もしない内に、
妻「コレ買う!!」
と言い出した。
俺「ええっ?買うの?ど~しちゃったんだ、いきなり?コレ…谷口ジローだけど…?」
妻「いい。買うから!」
ハッキリ言って、ビックリした。
谷口ジローなんて、妻の嗜好とは真逆の作家のハズなのに…
が、この時の妻の様子が尋常ではなかったので、とりあえず買って帰宅した。

あとで妻に事情を訊いてみると…
最初、表題作の『犬を飼う』は短編だったから、店頭で軽く読んでみよう、と思ったらしい。
ところが…
読み始めた直後に、ぶわっと涙があふれて来て、視界がにじんで何も見えなくなってしまった。
コレは、とてもじゃないが、こんなの外では読めない!と判断して、購入を即決したのだ、と言う。

たしかに、スゴかった…!!
コレは、『いぬのえいが』の「ねぇ、マリモ」に匹敵する。
もしもコレを読んで、何も感じない人がいたとしたら…
人間的に、ちょっと問題だと思う。
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by inugami_kyousuke | 2009-05-06 00:01 | コミック