びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

不幸な子供

エドワード・ゴーリーの絵本『不幸な子供』を読んだ。
バーネットの『小公女』のダーク版と言われているよーだ。

この作品は、類型的な「ものがたり」「おはなし」に対するアンチテーゼとなっている。
「不幸な子供」は、ホントに、徹底的に不幸なのだ。
最初から最後まで。
見た目からして、いかにも薄幸そーなカンジだ。
まるで幽霊みたいな子に描かれている。
全編を通じて、常に悪魔が画面の隅っこに描かれていて…
何度か読んでいる内に、「この子は、本当に悪魔から逃れられない運命だったんだろーか?」と考えるようになる。
ココで、もっと頑張れなかったのか?とか、
他にもっと賢明な選択肢があったんじゃないのか?とか…
結局…
運命は、回避出来るものなんだろーか?
なんて、つい考えてしまう。
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by inugami_kyousuke | 2009-05-10 11:51 | 文学