びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

つげ義春とぼく 新版

『つげ義春とぼく 新版』を読んだ。

あまり楽しい読み物ではなかった。
主に「颯爽旅日記」「夢日記」「断片的回想記」の3部構成になっている。
コレは、マンガではない。
マンガ家としてのつげ義春は、結構、キライじゃないんだが…
文筆家としては、やっぱ、あんまり好きになれねーかも~?
全然、「颯爽」としてねーし。
暗い。
もちろん、最初から、暗いのはわかってたんだが、予想以上に陰鬱なのだ。
重苦しい強迫観念が常にあり、ソレが毒のよーに、読む者を蝕んでゆく。
まるでプロファイラーにでもなった気分だ。

紀行文学なら、内田百閒の方がイイ。
この作品は、文学とゆーより、マンガを描くための創作メモみてーなカンジだ。
それにしても…
「夢日記」は、異常に赤裸々過ぎる。
いくら夢とはいえ、「金井美恵子の胸をもんだ」とか、浮気する夢とかばっかで…
こんなコト描いて、夫婦関係や友人知人関係に、ホントに支障はなかったんだろ~か?と、心配になっちまった。
それとも、「コレは夢だから」とか、
「コレはゲージュツだから」と言って、押し通したんだろ~か?
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by inugami_kyousuke | 2009-06-06 08:29 | 文学