びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ハイペリオン

ダン・シモンズの『ハイペリオン』を読んだ。
「ハイペリオン4部作」の1作目だ。
曰く───「近代SFの金字塔」「オールタイムベスト」…
と、絶賛の嵐だ。
みんな、ヨダレを垂らしそーな勢いで、この作品を褒めちぎっている。
ヒューゴー賞、ローカス賞を受賞し、
さらにナント…続編『ハイペリオンの没落』と共に、2年連続、星雲賞を受賞しているのだ!

が、俺には、つまらなかった~~~!
ハッキリ言って、死ぬほどタイクツな作品だった。
イヤミじゃなく…
この作品を面白く読める人が、心底、うらやましいぜー。
たぶん、コレが面白ければ、何読んだって面白ぇだろーからな~。

一言で言えば、陳腐な作品だ。
おそらく、コレが面白いとゆー人は、あまり物語を読んだコトのない人だろう。

辺境の惑星=ハイペリオンを巡る物語。
時折りしも人類の存亡を賭けた戦争が始まろうとしており…
宇宙最後の謎=ハイペリオンへ7人の巡礼が送り込まれた。
その道すがら、巡礼たちがそれぞれの人生の物語を語ってゆく。
司祭の物語、
兵士の物語、
詩人の物語、
学者の物語、
探偵の物語、
領事の物語…
つまり、この本は、実質的には、惑星=ハイペリオンを巡る6つの連作短編集なのだ。
しかも、ハイペリオンへ到着した時点でブツッと物語は終わるから、
ハッキリ言って、ストーリー的には、全く何も語られなかったに等しい。
最初は、「最終宇宙戦争」とか「宇宙最大の謎」とか、大風呂敷を広げてるから…
「コレ…一体、ど~やって結末をつける気だ~~~!?」と興味深く読んでたんだが、
半分くらい読んだ時点で、「コイツ、さては…最初からオチをつける気がねーな!?」と思えて来た。
さらに、6つの物語は、秘境探検もの、恋愛もの、ハードボイルド…
とゆー風に、それぞれジャンルの異なる作品となっていて、ソレがこの作品の「幅」となっているワケだが…
どれも、浅いのだ!あまりにも!!
もっとカンタンに言うと…
どっかで読んだよーな、類型的な話ばっかなのだ。
よーするに、中途半端なのだ。
こんなんだったら…
それぞれのジャンルの傑作を読んだ方が、はるかに有意義だ。
素人が描いた、名画のヘタクソな模写を見せられてる気分だ。
「ジャンル融合」とゆー意味でも、クーンツの方が、はるかにイイぜぇぇぇ~~~。
物書きとしての資質が、雲泥の差だ。

二重の意味で、ガッカリさせられた。
でも…
コレ、風呂敷、広げ放しじゃねーかよ!?
ど~しろって言うんだ、俺に?
まだ3部も残ってんだよなー。
絶対、面白くねーと思うんだが…
うううっ、読みたくねぇ~。
こんなモン、読むんじゃなかったぜ~。
レイター、アリゲーター
(じゃ、あとでね)
ホワイル、クロコダイル
(はいはい、いてらっしゃい)
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ハイペリオン〈上〉


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ハイペリオン〈下〉

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by inugami_kyousuke | 2009-07-20 11:23 | 文学