びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

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バッファロー’66

【88点】

●ヴィンセント・ギャロはこの1作で一躍脚光を浴び、「天才」とまで呼ばれたが、待望の新作『ブラウン・バニー』はカンヌで上映中、次々と観客が席を立ち、「カンヌ史上最悪の映画」とまで酷評され、ついには自ら「もう映画は撮らない」と宣言するに至った。まさに「天国と地獄」である。
●ギャロの資質はともかく、この作品は俺は好きである。
てゆーか、大抵のオトコは、みんなこの作品が好きである。逆に、好きじゃなかったら、そりゃ、たぶんオトコじゃね~です。
その証拠に、妻は見終わって「コレって、一体、どこが面白いの~?」と訊いてたんで…。(って。訊かれても困るんだが…)
●「映画」というと、ちゃんとストーリーのある娯楽作品ばかりを思い浮かべてしまいがちだが、この作品は、「映像による詩」であり、ギャロの(そして世の全てのオトコどもに共通する)心象風景なのである。
あと、やっぱ、クリスティーナ・リッチの「等身大のヒロイン」が良かったなぁ~
うう~っ、キング・クリムゾンの「ムーンチャイルド」が、心に沁みるぜぇ…!!
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by inugami_kyousuke | 2005-05-31 23:06 | 地獄行き(それ以下)

K-1 パリ大会

●試合前のVTRで、バンナがアビディとの路上ファイトの話になると、急に声が小さくなって、
モゴモゴ言い始めたから「ああ…やっぱ、負けたんだな…。わかりやすいヤツ!」と思った。
妻「げ!なに、アレ~!?」
俺「タンコブだよ!アビディが、「一歩」のデンプシー・ロールみたいに、左右にヨコ8の字を描いて、アタマごと身体を振るから、2人のアタマがぶつかるんだよ!何度も何度も…!」
妻「スゴいよ!あいつ…ヘルボーイみたいになってるよ~?」
俺「ぎゃはは~!必死だな、バンナ!!でも、逆に言うと、あーでもしねぇと「負ける」ってコトだよ。いつもは、がっちりガードして、自分は打つけど、絶対、相手には打たせない「慎重派」なんだから…もう、コレしか手がねーんだよ!こんなにデケーくせによ~!」
●「完全決着」とかぬかしてたが、俺の目には「アビディの勝ち」としか見えなかったのだが…?
典型的な「試合に負けて、喧嘩に勝った」試合である。
実際、勝ったバンナはあのまま病院送り、負けたアビディはキレイな涼し気な顔で、好きなだけ殴って満足そうなスッキリ顔だった。
俺の脳裏には、鮮やかに安ひろvs山本(弟)戦がフラッシュバックしていた。「…で、どっちが勝者だ?」って話である。
●バンナって選手は、誰よりも恵まれた肉体(すなわちパンチ力)を持ちながらチキンハートでセンスゼロ、そして己れを知らぬビッグマウス…という、非常にアンバランスな選手なのである。
この試合は、本来、体格差から言って、バンナが圧勝して当然の試合である。ソレを、倒せないばかりか、逆にタコ殴りに殴られて、病院送りにされちまったんだから、内容的には、バンナの負け以外の何者でもない。バンナ然り、シュルト然り、サップ然り…先天的な肉体的優位性のみで勝ち続けられるほど、K-1は甘くはない。
●俺は「プロレス者」なんで、こんな見方しか出来ね~んで。あくまで格闘技としてK1を見ているんで、別に「ゲーム」が見たいワケじゃねぇ。要は、「どっちが強いか?」が見たいワケで、「ポイント」だとか、ワケのわかんねー「僅差の判定」なんて、ど~だってイイのである。
戦う者の「在りかた」を問うという意味で、この試合の意義は大きかったのではないかと思う。
●それはそーと、ハセキョー…今日は、ヤケにばっちりメイクしてんなぁ~。あれ!?なんで三宅の隣にいるんだ?…てか、ノリカ姐さんがいね~じゃん!ついに、K‐1卒業か~?ハセキョーは綺麗だけど、なんか、ちょっと頼りねーよなぁ~。別に格闘技好きでもなさそうだし…
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by inugami_kyousuke | 2005-05-30 21:49 | バトル

アンダーワールド

【3点】

●ケイト・ベッキンセール主演のホラー・アクション。女性版『ブレイド』っつーか…何だか、色んな作品からパクった素材をつなぎ合わせただけ、っつーか…。作品自体にオリジナリティとか、ポリシーといった物が感じられない。
●ド派手な2丁拳銃のガンアクションは『男たちの挽歌』のチョウ・ユンファそのものだし、流行りのワイヤーアクションは『マトリックス』、キャラクターデザインは『銃夢』というコミックそっくりで、「盗作じゃないか?」とファンの間で随分騒がれたシロモノだ。主人公の動きは『ダークエンジェル』っぽかったし、ストーリーは『バフィー』もどきだし、世界観も、『インタビュー・ウィズ・ ヴァンパイア』(トム・クルーズ主演作で有名だが、原作は「ヴァンパイア・クロニクルズ」と呼ばれる長大なシリーズの1作目。ちなみに、続く2作目も航空機事故で亡くなったアリーヤ主演で『クイーン・オブ・ザ・ ヴァンパイア』として映画化されている)の延長線上にあるし、純粋に物語としても、特にひねりがあるワケでもないし…
●何よりもイヤなのは、ヴァンパイアの世界を描いているのに、何ら人間の世界と変わらない点である。コレじゃ、タダの吸血鬼版『仁義なき戦い』じゃね~かよ!
吸血鬼ものとして、この作品に決定的に欠けているもの…それは「美学」である。続編を作るのなら、その辺をもー少し、何とかして欲しいものである。
●んあ~、ついでに、もう1コ言わせてもらうと、この作品のポスター…なんとなく天野喜孝っぽくねーか?よく「他人のフンドシで勝負する」なんて言うけど、この作品は、ちょっと他人からフンドシ借り過ぎだろ!?自分のフンドシ持って来いよ~!!
●ああ…そーいえば、この映画のポスターを作る時、絵にする事になったので、ケイト・ベッキンセールが「どうせなら、胸を大きく描いてちょうだい」と依頼。しかし、仕上がりを見て「胸が大きいとこんなにバカっぽく見えるとは思わなかった」とショックを受け、描き直してもらったらしい。(そして、俺は、その発言にめちゃめちゃショックを受けた。いーのか、同じ女性として、そんな差別発言をしちゃって~?)
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by inugami_kyousuke | 2005-05-29 09:18 | 地獄行き(それ以下)

ヴィレッジ

【1点】

●…なんだこりゃ?
M・ナイト・シャマラン監督の作品は『シックス・セ ンス』以降、見て来ているが…なんか、どんどんヒドくなってゆくような気がする。「結末は誰にも話すな」とか言ってた作品もあったと思うが、今回のは、アホらし過ぎて、話す気にもなれねぇ~。
俺の記憶が正しければ、たしか、「既成の小説のオチをパクった」という内容で裁判沙汰になっていたはずだが…あの訴訟は、その後、どーなったのだろうか?
●この監督の作品には、いわゆる「フック」がいっぱい仕掛けられていて、見る者に「ラスト=オチへの好奇心」を抱かせ、強い求心力となるように作られている。だが、この手法は、数あるテクニックの内の一つに過ぎず、通常は一回性の物で、何作も続けて使ったりはしない物である。もしも小説家で、こんな作品ばかり書いていたら、それこそバカか、能無しのレッテルを貼られるのがオチであろう。たしかに『シックス・セ ンス』はオチていたかも知れないが、この手法は、ラストで受け手が納得出来るオチを用意出来なかった場合、「失敗」する。せっかくずっと期待して見て来たのに、なんだよ、このオチは~!?と一気に「幻滅」してしまうのである。
●これは、「ビックリ箱だよ~、開けると、ビックリするよ~!!」とさんざん言われて、ワクワクして開けてみると、中はカラッポだった…という映画である。話のくどい酔っぱらいみたいなモンで、何回もおんなじよーな話を聞かされて、だんだん腹が立って来た。おめーの話はよー、みっっっんなおんなじで、長すぎんだよ!クドいんだよ!!うぜぇ~んだよ~!!!
●そして最後に、最も致命的なのが、「テーマ」が希薄だという点である。見終わったあと、残る物が何もない。作品として、伝わって来る物が何も無いのである。なんだか、ムダなおしゃべりに2時間も付き合わされたような…とてもソンした気分になる映画である。ただ、ひたすらトリッキーな作品が撮りたかっただけ、という製作意図がみえみえだ。しかし、然るべき内容があってこそ、初めてトリックが光るのであって、「ど~だ!スゴイだろ?」って、トリックだけ見せられても、困るんですけど…。今度来る時は、ちゃんと「内容」用意して来いよ、「内容」を~!!『ジェヴォーダンの獣』の方がずっとマシ。
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by inugami_kyousuke | 2005-05-28 10:48 | 地獄行き(それ以下)

帝都物語

【91点】

●実相寺昭雄監督作品。
その後、ストリートファイター2などでパクられまくった「魔人・加藤」のキャラクター・デザインはH・R・ギーガー、原作は荒俣宏、脚本は林海象…まさに角川映画ならではの物凄い顔ぶれである。
●数少ない「魔法合戦」テーマの傑作である。この作品も、『デューン』と同じくらい、評判が悪い。「ストーリーがわからない」というが…俺にはコレで充分わかるんだが…?
●帝都存亡を賭けて、正邪の呪術師たちが、己れの秘術の限りを尽くして繰り広げる壮絶な死闘を描いた作品。寺田寅彦、幸田露伴、泉鏡花らが登場するあたりは、まるで日本版『ゴシック』のよう。
同様の作品では、『陰陽師』のヒットがまだ記憶に新しいが…残念ながら、あらゆる意味で、この作品には遠く及ばない。
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by inugami_kyousuke | 2005-05-28 09:02 | 天国行き(90点以上)
【81点】

●文句なく、面白かった!
てゆーか、楽しかった。ストーリー自体は、特にど~ってコトもない。が、はじめの10分間だけでも、充分に見る価値がある。…てか、見なきゃソンだろ!映画や音楽が好きな人なら、絶対、楽しめるはずである。
●実際、フタを開けて見れば、いかにも中学生とかが書きそうな脚本なんだが…フツー、それをそのまま映画にしよーとは思わねーでしょう?つまり、マトモな理性があれば、絶対に誰もやらないよーなコトを、敢えてやっているのである。その「おバカ」っぷりこそが、この作品の物凄いパワーとなっている。
とことん「お下劣」、テッテ的に「お下品」、ムダに「ゴージャス」…一見、マイナス要素ばかりだが、ここまで確信犯的に徹底すると、むしろ見事としか言えない。
近年、アメリカのコメディ作品は、日本ウケしない物が多く(実際、出世作である『ウェインズ・ワールド』はアメリカでは大ヒットしたものの、日本での商業的価値はほとんど「無」に等しかった)、正直、苦手意識があったのだが…アメリカのコメディ映画で笑えたのは、本当に久しぶりである。
●因みに、この作品はパート3だが、別に、1から見なくても何の問題もない。事実、俺もパート1は見ていない。一応はシリーズというコトになっているが、それぞれ単独の作品と考えて構わないと思う。まぁ、どーしても見たい、っつーなら、敢えて反対はしねーが…。
歴代、このシリーズのヒロインは、バカじゃなきゃダメらしいが…いーのか、ビヨンセ~?こんなのに出ちゃって…!?
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by inugami_kyousuke | 2005-05-28 08:47 | 地獄行き(それ以下)
【90点】

●随分前から、『木更津キャッツアイ』『ぼくの魔法使い』『マンハッタンラブストーリー』『フレンズ』をぐるぐると繰り返し見ている。
この作品も好きなんだが、「死」を描いた作品なので、ちょっと重い。何度見ても、オジーとぶっさんの死を受け入れる事が出来ない。「死」とは、実際、そんなモンなのかも知れない。長くても短くても、一生は一生。どっちが幸せで、どっちが不幸せ、なんてコトはない…。
結局、人は、その「与えられた生」を、精一杯生きるしかないのである。
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by inugami_kyousuke | 2005-05-27 22:31 | 天国行き(90点以上)
●『ドラゴンボール』実写映画化のニュースを耳にして久しい。
「ASW(アフター・スター・ウォーズ…アメリカでは、『スター・ウォーズ』とはあたかもキリストの死を境に“BC”、“AD”と元号が変わるかの如く、『スター・ウォーズ』以前・以後に大きく二分される程の歴史的事件なのかも知れない。まさしく、「社会現象」とは、このような物の事を言うのだろう。
アメリカは今、スター・ウォーズエピソード3の公開でお祭り騒ぎらしい。公開初日の興行収入が過去最高の約5000万ドル(約54億円)を記録、公開3日間の記録もスパイダーマンの1億2480万ドル(123億9840万円)を抜き、1億2470万ドル(134億6760万円)、公開4日目でも記録を塗り変え、全世界での総興収は327億円に達した、という。
「会社を休んで見に行った」とか、「チケットが毎秒30枚で売れた」とか、幾多の伝説を残しつつ、今後も、雪だるまのように、全ての記録を塗り変えてゆくのだろう…)の目玉としてシリーズ化したい、という意向である」と聞いた。
●確かに、『ドラゴンボール』のアニメはアメリカでも人気があるみたいだが…
映画化、というと、ど~しても、『GODZILLA(ハリウッド版ゴジラ)』というトラウマを思い出してしまうのである!ハリウッド版ゴジラは、単なる巨大な爬虫類に過ぎなかった。それも、ミョ~にリアルな…!
●もしも、あのノリでドラゴンボールを実写化したら…と思うと、マジで悪夢である。
当然、ピッコロは青い爬虫類なんだろーし、天津飯なんか3つ目だし、悟空はシッポがあって、時々サルになっちゃうし、亀仙人に至っては、でっかい亀の甲羅を背負って、サングラスをかけたメチャメチャ怪し~いジジイだし…
しかも、『遊戯王』とかが平気でヘンなオッサン声で吹き替えられてるコトを考えると…原作のイメージとは、あまりにもかけ離れたブキミさ大爆発のゲテモノ映画になりそうで怖いのである。
●『ドラゴンボール』という作品は、鳥山明の可愛いらしいキャラクターデザインこそが、万人に愛された最も重要な魅力だったのだが…
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by inugami_kyousuke | 2005-05-26 20:01 | ゴシップ/新作情報

トリック(TVドラマ)

【91点】

●この作品も、何度となく見た。(但し、1stシーズンのみだが)
最初、見た時には、まさかこんなにロングランするとは、夢にも思わなかった。仲間由紀恵も、こんなに売れるとは夢にも思わなかった。
●一応、ジャンルとしては「推理もの」になるのだろうが…トリック自体は、かなりショボい。てか、はっきり言って、この作品世界では、んなモン、ど~だっていいのである。むしろ、胡散臭い雰囲気は、重要な構成要素の一つだ。
●この作品の魅力は、ひとえに山田と上田のキャラクターにある。2人の「掛け合い」は実に見事だ。つまり、この作品は「マンガ」なのである。コミックに於いてさえ、これ程キャラの立った作品は珍しい。
●プロットとしては、毎回、「殺人事件」という形の「謎」が提起され、上田が調査を依頼され、結局、自分では謎を解けず、見かねた山田が「お前らのやってるコトは、全部、お見通しだ!」とタンカを切り、トリックのタネ明かしをして見せる。
普段は、極貧のヘナチョコ奇術師である山田が、この瞬間だけは「神」となる。このタンカは、水戸黄門の印籠と同じである。
つくづく、日本人て、「能ある鷹は爪を隠す」話が好きなんだなぁ~と思う…
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by inugami_kyousuke | 2005-05-23 19:57 | 天国行き(90点以上)

誰にでも秘密がある


【0点】

●泰造もどきと東ちずるもどきに、一片の興味なし!!
一応、頑張って最後まで見たが…辛かった。こーゆうのが好きな人も、世の中にはいるのだろう。だが、俺にはムリ!フランス映画もドイツ映画も、俺には理解出来ない独特の指向を持っているが、韓国映画ほどじゃね~です。今後、出来る限り、近づきたくないものである…。
●おそらく、この作品のDVDが道に落ちてても、俺は拾わねーと思う。

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by inugami_kyousuke | 2005-05-22 21:39 | 地獄行き(それ以下)