びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

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世にも怪奇な物語

【88点】

●エドガア・アラン・ポオ原作、ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ監督、ジェーン・フォンダ、ピーター・フォンダ、アラン・ドロ ン、ブリジット・バルドー競演という超豪華キャストによる3話オムニバス作品。
もはや、コレは名作・古典の領域だ。
タイトルこそ「怪奇な」となっているが、別に怖いワケでははない。
迷宮をさまよう悪夢のような…「奇妙な味」の物語である。
ちなみに、タモリのTV番組は、この作品のタイトルをもじったものだろう。
言うまでもなく、内容的には雲泥の差だが。
●特に、最終話『悪魔の首飾り』の、異国の夜の街を疾走するクルマと手毬をつく少女のイメージは1度見たら、絶対に網膜に焼き付いて離れない。
まるでトラウマのようだ…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-30 19:35 | 地獄行き(それ以下)

ターミネーター2

【82点】

●この作品の主役はアーノルド・シュワルツェネッガーではない。
シュワルツェネッガーは美味しい所で出て来て、観客の心を鷲掴みにしてしまうが、真の主役はリンダ・ハミルトンである。
女性もののアクション映画たけなわの今でさえ、この作品のリンダ・ハミルトンを越えるぶちギレ演技を見たコトがない。
それは、もはや「演技」というよりも、鬼気迫る「狂気」の領域で、そのド迫力の前では、リプリーもアリスもララ・クロフトもザ・ブライドもかすんで見える。
この、パンパンに張った三角筋を見よ!
リンダ・ハミルトンなかりせば…この作品は、もっと作り物っぽい、うすっぺらな作品になっていただろう。
「結局、主人公は死なない」とか「結局、危機は回避される」とか…この種の作品の宿命である「予定調和」を、まず最初にリンダ・ハミルトンが見る者のアタマから完全に吹き飛ばしてしまうのである。
●しかし…それにしても、この作品のシュワルツェネッガーの登場シーンは、めちゃめちゃカッコいい!
グッとしゃがんだシュワルツェネッガーのまわりの空間が球形にエグれ、金網の断面がチリチリと赤く溶けている所なんか、「美学」すら感じてしまう。
●もしも!万が一!この作品が面白くなかったら…自分は「娯楽映画を見るセンスがない」と自覚すべきである。好みだとか、ジャンルだとか、そーゆう問題ではない。コレ見て面白くなかったら、多分何を見ても面白くないはずだ。
てか、見るだけ時間のムダだから、古典だとかラブストーリーだとか、もっと自分に合った
ジャンルを探した方が良いと思う。
ジェームズ・キャメロンにとっても、アーノルド・シュワルツェネッガーにとっても、この作品が最高傑作であろう。
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by inugami_kyousuke | 2005-06-29 23:39 | 地獄行き(それ以下)

ターミネーター

【69点】

●言わずと知れた、ジェームズ・キャメロンとアーノルド・シュワルツェネッガーの出世作だが、今見ると、ちょっとマシなフツーのB級SF作品じゃねーかと。
いわゆるタイムトラベル・テーマで、「過去を変える事によって、未来を修正出来る」タイプの物語。
●よーするに、逆『ドラえもん』である。
ドラえもんはのび太くんを助けに来たが、ターミネーターはのび太くんを殺しに来たワケだ。
アクションスター=マッチョの時代の幕開け的な作品。
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by inugami_kyousuke | 2005-06-29 23:34 | 地獄行き(それ以下)
【100点】

●モニカとチャンドラーのフラットのバルコニーに、以前、「ジョーイが一人暮らしをした時に、借金のカタに持って行かれそーになったインテリアの中から、ロスが1つだけ金を出して買い戻し、ジョーイにプレゼントした白い陶器の馬」がいる。
モニカとチャンドラーの結婚祝いにジョーイが2人にプレゼントした物だが、モニカが「悪趣味だから」と言って、部屋に置かせてもらえず、バルコニーに出されているのである。
俺の予想では、コイツは、最終シーズンでロスとレイチェルの結婚祝いに贈られるはずなのだが…
結局、ロスの元に戻る…というオチだ。
●あと、ハエ男とジェシー(ジョン・ステイモス)がゲスト出演していたのには、ビックリした。
※妻チェックによると、「馬」じゃなく「犬」らしい…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-27 22:52 | 天国行き(90点以上)
【0.0001点】

●俺は、このシリーズは製作順に見た方がいいと思う。
新3部作から見てしまうと、途中で見なくなってしまうよーな気がする…
ど~でもイイけど、『スター・ウォーズ』シリーズのサブタイトルはどれもこれも、ヒデェ~なぁ…!
ヒネリも何もない、「そのまんま」じゃね~かよ!?
●「今度はラブストーリーだ」とか宣伝していたが…
実際、パドメ・アミダラとアナキン・スカイウォーカーのキスシーンはこの作品の山場の一つだが、ナタリー・ポートマンは「ヘイデン・クリステンセンとのキスシーンは、吐き気がするような仕事だった」とコメントしており…
まぁ、そー言うんならそーだったんだろうけど…やはり「見る側」としては興ざめだ。
オビワン・ケノビ役のユアン・マクレガーも、作品批判や「『スター・ウォーズ』ファンはキモい」発言を3部作を通して、一貫して出しており…
よほど出演者にとって、不満だらけの作品なんだなぁ~…と感じてしまう。
●エピソード2は、映画としては、エピソード1よりは若干マシという程度の出来で、相変わらず、とてもじゃないが『スター・ウォーズ』と呼べるよーなシロモノではない。
マジで、認知したくね~です。
よって、このヘンな映画は、少なくとも俺にとっては、ルーカスのおっさんが個人的に作った『スター・ウォーズ』まがいのイメージビデオ程度のモノに過ぎない。
あり余るカネと時間を浪費してこの程度スか…?
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by inugami_kyousuke | 2005-06-26 19:23 | 地獄行き(それ以下)
●妻は今、羽海野チカの『ハチミツとクローバー』に夢中だ。
深夜のアニメも、毎週、楽しみにしている。
ジャンル分けするならば、ラブストーリーなのだろうが、まるで「ディスコミニュケーションをテーマにした」という『マンハッタン・ラブストーリー』のように、その「思い」は一方通行で、とても切ない。
●一方、アニメは音の使い方が非常に上手く、うつろいゆく季節の中で、美しい景色をバックに語られる主人公たちのモノローグはみな、見る者の心にしみて来る。
ストーリーを読む、というよりは、むしろ登場人物と同じ視線で、体験を共有するよーな作品だ。
●…にしても、問題は、妻がスキなのは「森田」だ、とゆーコトである。
思えば、妻のシュミはいつも、ちょっと変わっていた。
『らんま1/2』では、東風先生がスキだったし…、初期K1では、ベルナルドがスキだったし…。
てコトは何か?まさか、妻の目には、俺もそんなカンジに映っているんだろーか…!?
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by inugami_kyousuke | 2005-06-26 01:24 | テレビ
【0.000000000000000000001点】

●ジャー・ジャー・ビンクスという(な~んか、『コブラ』かどっかで見かけたよーな)新キャラクターで全世界の『スター・ウォーズ』ファンの神経を逆撫でした作品。
一時はヘイト系のサイトまで立ち上げられる加熱ぶりで、世界的なニュースにもなった。
次々と有名俳優のキャスティングが発表されるたびに、俺の期待はしぼんでいった。
かつてルーカスやスピルバーグは「大物スターを起用せず、その分を製作費にまわした」と報じられ、俺は心服したのだが…アレは一体、何だったんだ!?
…てコトは、昔はただ金がなかっただけってコトじゃねーか!?
ど~考えたって、ユアン・マクレガーがアレック・ギネスになるとは思えねぇ~し!
●それでも、ナタリー・ポートマンがパドメ・アミダラ役として発表された時は、ちょっとだけワクワクしたものだ。なぜって…『レオン』でマチルダを演じたナタリー・ポートマンは、旧3部作のキャリー・フィッシャーと比べて、はるかに「お姫様」らしかったからである。
が…それさえも、作品を見る内、悪夢に変わる。
何だっつーんだ、あの悪趣味な白塗りの厚化粧は~!?しかも、デザインそのものも、ビョークの『ホモジェニック』のパクリっぽいじゃねーか?
●それに、旧3部作の「開放感」とうって変わったこの「閉塞感」は、一体、何だろう?
冒頭から、超マニアックな用語満載のマシンガントークが炸裂する。と同時に、ジャー・ジャー・ビンクスが絶え間なく神経を逆撫でする…!
教義でがんじがらめのジェダイたちは、「自由」とは程遠い世界に暮らしているようにしか見えない。
ムダに冗長で、饒舌で、贅沢で、そして散漫な映画である。
●よく「愛だけは金で買えない」というが…「才能もまた、金では買えない」というコトを何百億円もかけて全世界に知らしめた作品。
多くの心あるファンが言っているよーに、ルーカスは新3部作を監督するべきではなかった。
なぜって、「才能」がね~からだよ!
他に理由があるか!?
だいたい、誰か言ってやらなかったのかよ!?エラくなり過ぎて、誰も何も言えなくなっちまったのか?
言ってやれよ。「オマエは裸の王様だ!」って…。
こんな「宝石を散りばめた巨大なうんこ」みてーなモンを、よりによって3コも作りやがって…!メイワクなんだよ!!
ストーリーが、ほぼ旧3部作の焼き直しに過ぎず、しかもはるかにつまらなくなっている、ってコトは…ホントに作る必要があったのか!?
いーよ、ムリにオビワン・ケノビやアナキン・スカイウォーカーを描かなくたって…!
てか、ヨーダ…すでにヨボヨボだし!
ヨーダと皇帝の青春時代の話でいいじゃん!!
●今回、初めて血中のミディ=クロリアン値(「フォース」の源とされる微生物)によって、先天的にジェダイになれるかどうかは決まっている、という設定が明らかにされたが、アメリカでは大ブーイングだったらしい。みんな、「修行すれば、オレだってジェダイになれる!」と思っていたかった、ってコトか…?
●ちなみに、アナキン(ダースベイダー)は、「処女懐胎」によって生まれたため、父親はいない、とゆー設定らしい。結局、新3部作は、全て旧3部作の焼き直しでしかない。
…と、いうコトは、エピソード3では、皇帝(?)が「ワタシがお前の父親だ…!」というクライマックスが待っているハズなのだが…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-25 22:59 | 地獄行き(それ以下)
【86点】

●1作目と比べて、映像技術も長足の進歩を遂げ、内容も詰め込まれているので、スピード感のある、ジェットコースターのよーな作品となった。
3部作の完結編として製作されたため、エピソード5で「投げ放し」にされた全てのドラマを完結させる、というウルトラCをやって見せたが、かなり強引なので、賛否の分かれるところだろう。俺個人としては、ファンが望む最大公約数的なところに無難に落ち着いてしまったので面白くなかった。
●この作品に、『フレンズ』でロスがレイチェルにコスプレをおねだりした元ネタである、あの「レイア姫のゴールドの水着」が登場する。アメリカ人は、こんなのがイイのかなぁ~?俺には、わかんねぇ…!!つーか、むしろダメ。こーゆうの…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-24 22:19 | 地獄行き(それ以下)
【89点】

●全「スター・ウォーズ・サーガ」の白眉…
つまり、コレが1番、面白れぇ~。
旧3部作の2作目。シリーズ全作を通して、最もドラマチックな作品である。
●この作品を見終わった時点で、俺の頭の中では「アナザー・エピソード6」が上映されていた…!それは、ルークがベイダーを倒すためにダークサイドに墜ち、ハン・ソロと一騎討ちをする…というモノだった。もちろん、ヨーダがふと洩らした「もう1人のジェダイ」とは、まさしくレイア姫のコトであり、ついにレイアがジェダイとして覚醒する…!最強のジェダイはルークではなく、レイアだった!最終的には、ルークとレイアが結ばれて、帝国は滅びるが…というストーリーが、映画と同時進行でクロスオーバーしてゆく…ってビョーキかよ、俺?
●つまり、この作品は様々な「物語の種」が詰め込まれたオモチャ箱みたいなモノで、すべてのドラマが中途半端にほったらかしにされているため、見る者の想像力を刺激してやまないのである。
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by inugami_kyousuke | 2005-06-24 22:02 | 地獄行き(それ以下)
【82点】

●あのパーン、パカパーン…という音楽を聞くと、ニンゲンは皆、頭の中で何かがはじけるよーに出来ているらしい。
…てか、いつの間にか、サブタイトルが付いてやがるし!
●いわゆる「旧3部作」の1作目。この作品がヒットしていなければ、「スター・ウォーズ・サーガ」は生まれなかったワケだから、今にして思えば、奇跡のようだ。
この作品は、旧3部作中、唯一、ジョージ・ルーカスが監督した作品であり、3作を通して見ると、この作品だけが明らかにテンポが違う。つーか、最も出来が悪い。
ルーク・スカイウォーカーの家庭内の問題がかなりじっくり描かれていたり、家が焼き打ちに合う場面などは、かなり重~く、かつ長い。
●俺は今でも、この1作目を製作した時点では、あくまでルークが主人公であり、レイア姫と結ばれるべき「白馬の王子」として想定されていたはずだと確信している。
その後、あまりにもハン・ソロ(ハリソン・フォード)人気が高まったために、「実は兄弟だった」などというラブコメみたいなクサい言い訳をしてまで、慌てて軌道修正したのではないだろうか?
●何にせよ、『スター・ウォーズ』の全ての要素はこの作品で出揃っていたのは流石である。
光線銃、ライトセーバー、宇宙空間での派手な爆発、星々がスーッと光の軌跡を描くワープシーン…
ルーク・スカイウォーカーの服は柔道着みたいだし、レイア姫はヤマタイ国みたいなヘアスタイルだし、ライトセイバーは日本刀を連想させるし…
未来と中世と東洋がチャンポンした、ルーカスの脳が生み出した、世にもヘンテコな世界観が認知されたのは、まさに奇跡としか言いようがない。一歩間違えば、悪夢のよーなギャグでしかないからだ。
にしても、…ブ~ンブゥ~ン…バチバチッ!と明滅するライトセーバーのイメージは秀逸で、男の子なら、誰でも1度はマネをして遊んだ経験があるはずだ。
ダース・ベイダーの、映画史に残るよーな悪役の造形も見事である。…シュゴ~シュゴ~ッ…という呼吸音と、ダ~ンダーンダーン、ダーダダ~ン…のテーマ曲と共に登場する全身黒ずくめの大男は、1度でも見たら、一生忘れないほど、キョーレツなモノだ。
そして、R2-D2が投影して見せる、小さなレイア姫のホログラフ…。
まぎれもなく、この作品は、監督=ジョージ・ルーカスの最高傑作であり、2作目以降を他の監督にメガホンを譲ったのは正解だった。
●おそらく、ルーカスが続投していたら、シリーズは途中で打ち切りになっていたはずである。
つまり、作品世界を生み出したイマジネーションは偉大だが、それを語る力(映画監督としての才能)はイマイチ…というコトである。
「北斗の拳」は、元々は原哲夫のオリジナル作品だった短編を、武論尊原作で長編化したモノだが…例えるならばそんなカンジである。
断言する。エピソード2と3がなかったら、サーガが完結するコトはなかっただろう…。
●それと、ついでにもう1つ…レイア姫がミスキャストという話は必ずと言っていいほど出て来るが、俺もレイア姫のルックスにショックを受けた者の1人である。それほど、キャリー・フィッシャーの姿は、いわゆる「姫」というイメージには程遠いモノだった…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-24 21:48 | 地獄行き(それ以下)