びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

タグ:スティーヴン・キング ( 33 ) タグの人気記事

ミザリー

【3点】

スティーヴン・キング原作、ロブ・ライナー監督、キャシー・ベイツ主演作品。
ファンの異常心理を描いた作品で、特に超常現象や化け物が描かれているワケではない。
ホラーとゆーよりは、サスペンスだろう。
当然、ホラー的なコワさはない。
現実にあったら、恐ろしい話だとは思うけど…。
フィクションとしては、あまりにもオーソドックスなので、個人的には、あまり好きじゃねぇ~。
『危険な情事』くらいの方が展開が楽しめる。
楳図かずおの『神の左手悪魔の右手』の「黒い絵本」の方が、よっぽどコワい。
とは言え、キャシー・ベイツのサイコキラーっぷりは、アカデミー賞主演女優賞を受賞しただけあって、実に見事としか言い様がない。
俺のトラウマとなっている『黒い家』の大竹しのぶほどではないが、『シャイニング』のジャック・ニコルソンは越えているよーに思う。
『羊たちの沈黙』=ハンニバル・レクター博士であるよーに、『ミザリー』=キャシー・ベイツなのである。
もちろん、キャシー・ベイツは、役名ではないのだが、どーしても、ベイツとゆー名が『サイコ』のノーマン・ベイツを連想させるのだ。
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by inugami_kyousuke | 2006-10-12 23:57 | 地獄行き(それ以下)

ペット・セメタリー

【1点】

スティーヴン・キング原作、脚本、出演作品。
小説の邦題は『ペット・セマタリー』だ。
「ペット霊園=ペット・セメタリーを、子供がつづりを間違えて書いた」とゆーエピソードに由来するタイトルとなっている。
映画版も、それをそのままタイトルにしているのに、なぜか、映画の邦題のみ、正しいつづりに戻されてしまっているのが残念だ。
この作品は、わりと評価の高い作品だ。
いわゆる「死人返り」を描いた作品だが、ホラーとして、特に出来が良いワケでもないし、コワいワケでもない。
ドラマ自体が特に重厚なワケでもない。
この作品の評価は、ひとえに「子供を失った親に感情移入出来るか?」にかかっていると思う。
キングの作品は、「日常の恐怖」を描いた作品が多く、女性ファンが多いよーに思う。
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by inugami_kyousuke | 2006-10-11 22:25 | 地獄行き(それ以下)

炎の少女チャーリー

【1点】

スティーヴン・キング原作、マーク・L・レスター監督(今さらだが…『小さな恋のメロディ』のジャリタレのとは別人だ。『クラス・オブ・1999』の監督だ。)、ドリュー・バリモア主演作品。
原題は『ファイアスターター』。
何だか、「チャッカマン」みてーなタイトルだが、『炎の少女チャーリー』よりは、ずっとマシだと思う。
なぜ、『炎の少女チャーリー』なんかになっちゃったのか、理解に苦しむ。
このタイトルのつけ方は、コミックの伝統的な手法だ。
コミックは、小説や映画と違い、ストーリーよりもキャラクターがメインとなるため…
最もストレートなタイトルは、主人公の名前となる。
名前だけだとわかりにくい場合は、アタマに等格の説明を付ける。
『課長=島耕作』とか、
『名探偵=コナン』とか…
つまり、このタイトルが何を意味するか?とゆーと…
よーするに、「ストーリーで売る気はない」というコトを意味している。
「あくまで、チャーリーがメインですから」と言ってるワケだ。
なんか…
とてもダレダレのゆる~い映画で、まるでTVドラマのよーだ。
キングの原作の方は、キングの作品にしては珍しく、筒井康隆と平井和正を足して2で割ったよーな、面白い作品なので、似ても似つかない。
デビュー作の『キャリー』とかぶっているが、パイロキネシス(念力放火能力)を描いた作品。
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by inugami_kyousuke | 2006-10-07 02:28 | 地獄行き(それ以下)

クリスティーン

【1点】

スティーヴン・キング原作、ジョン・カーペンター監督作品。
今度は、「クルマが襲う」んスか…?
クルマがねぇ~…。
「日常の恐怖」を描いたワケだが…
かなり突飛な設定なので、ほとんどトンデモ映画に近い。
発想自体は、面白いと言えば面白いが…
マンガ的っつーか…
さすがに、コレを実写で見せられると、ちょっとツラいかも?
よっぽど気に入ったのか、荒木飛呂彦が『ジョジョの奇妙な冒険』で、思い切りパクッてたけど。
でも、純粋に話としては、『ジョジョ』の方が面白かったよーに思う。
キングって人は、よっぽどクルマが好きなんだな~?
たしか、自分でも、『悪魔のデビル・トラック』とかって映画を自ら監督したりもしてたもなぁ…?
クルマ好きの人には、楽しめる作品なのかも知れないが…。
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by inugami_kyousuke | 2006-10-05 22:56 | 地獄行き(それ以下)

デッドゾーン

【2点】

スティーヴン・キング原作、デヴィッド・クローネンバーグ監督、クリストファー・ウォーケン主演作品。
かなり低予算だったのか…
ラストが、おっそろしくチャチい。
が、不思議な雰囲気を持った作品だ。
「特殊能力を持った者の哀しみ」が描かれるところは、ヒーローものに近い。
『スキャナーズ』や『ギフト』と同じモチーフを描いている。
ウォーケンが最も良かった頃の作品でもある。
ヘテロクロミア(左右の瞳の色が異なる)の不思議な魅力を堪能出来る。
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by inugami_kyousuke | 2006-10-04 22:24 | 地獄行き(それ以下)

クジョー

【0.1点】

スティーヴン・キング原作作品。
ちなみに、原作小説の邦題は『クージョ』だ。
クージョとゆーのは、登場する犬の名前だ。
んで、一言で言うと、「犬が襲う」話。
タダの犬。
全くコワくね~し、面白くもね~です。
キングが意図した「日常の恐怖」が、映像に置き換えてみると、如何にヌルいかがよくわかる。
コレは、ひとえに小説と映画の「文法の違い」によるモノだ。
映画には映画の文法がある。
ソレを無視して、ダテに「原作に忠実」に作ると、こーなるとゆー見本のよーな作品だ。
コレだったら、ある意味、ドン松五郎の方が100倍コワいんじゃねーか…?
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by inugami_kyousuke | 2006-10-03 22:22 | 地獄行き(それ以下)

死霊伝説

【0.1点】

スティーヴン・キング原作作品。
原題は『セイラムズ・ロット』…
キングが創造した、呪われた架空の町の名前だ。
原作小説の邦題は…まんま、『呪われた町』となっている。
この作品は、TVドラマを再編集したモノで、様々な長さのバージョンが存在するらしい。
いずれにしても、非常にダラダラした、コワくない作品であるコトに変わりはない。
しかも、笑える。
突然、がばッと棺から起き上がった吸血鬼を、「キャアアア~!!」とか叫びながら、女の子がグーパンチで殴り倒すシーンは、衝撃的だった!
殴られた吸血鬼は、そのまま棺の中にブッ倒れてしまうのだ。
もっっっのスゲーーーーーーーー、間抜けだ!
後にも先にも、こんなホラー作品は見たコトがねぇ~!
吸血鬼のキャラクターデザインは、もろ、ノスフェラトゥのパクリだし!
この作品に関しては、キングの作品には珍しく、小説の方が絶対的に面白いと思う。
神父と吸血鬼の対決シーンなど、極めて視覚的な名場面だったが、全く生かされていない。
にしても…
一体、何で、この吸血鬼はこんなに青いんスか~!?
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by inugami_kyousuke | 2006-10-02 21:54 | 地獄行き(それ以下)

キャリー

【80点】

●ブライアン・デ・パルマ監督、スティーヴン・キング原作作品。
この作品は、キングにとってもデ・パルマにとっても、キャリアの原点となった記念すべき作品である。
キングは、実際に『シャイニング』のようなシーズンオフのホテルで働きながら『キャリー』を執筆し、完成させたものの、自信が持てずに、そのままゴミ箱に捨ててしまった。
それをキングの奥さんが拾って読み、出版に至った…とゆーのが、この作品が世に出たきっかけであり、作家=キングの始まりでもあった。
また、俺個人としては、いまだにこの作品がデ・パルマの最高作品なのではないかと思っている。
単なるホラー(厳密には、エスパー・テーマのSFだが…)だが、「現代のヒッチコック」と呼ばれるデ・パルマ監督だけあって、非常に緻密に計算された作品だ。
全てがラストの「破局点」に向けて収斂する作りになっており、「精密に作り上げた砂の城」を一気にぶっ壊すような爽快感がある。
そうだ。
この感覚は、古い日本映画の「任侠もの」の「お約束」…「殴り込み」に似ている。
ナンシー・アレンが、小悪魔的なイジメ役を好演している。
「ヒロイン=美人=最後まで生き残る」という当時のセオリーを覆した設定が衝撃的だった。
この作品の特異な点は、フツー「イジメられっ子」を描いた作品でも、主人公は美人だったりするモノだが…この作品は違った。
主演にシシー・スペイセクを起用したこと…がまず一点。
そして、当時27歳のスペイセクが、17歳の少女の役を文字通り体当たりで演じきったこと…。
その演技は、アカデミー賞こそ逸したものの、ちょっと見たことがないくらい迫真の演技だった。
その結果、この作品は単なるホラーやSFではなく、凄まじいまでのリアリティを得たのである。
デ・パルマ名物「360度ブン回しカメラ」がキモチいい。
ラストの大虐殺を「殺人者を肯定的に描いている」と受けとって、不快に思う人もいるよーだが、ソレは違う。
この作品は、フツーの「復讐もの」ではない。
虐殺したのはキャリーであって、キャリーではない。
事実、キャリーはその力を制御出来ない。
つまり、その巨大な力は、神そのものなのである。
だから、罪人も、善人も、等しく裁きを受けねばならなかったのである。
ソドムとゴモラのように…!
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by inugami_kyousuke | 2006-02-18 01:38 | 地獄行き(それ以下)

キャリー2

【3点】

●名作『キャリー』のオリジナルの続編。
つまり、スティーヴン・キングの作品とは、何のカンケイもない。
地味だし、全くコワくないけど、個人的にはキライじゃない。
昔のホラーは、こーゆう「プロムの夜の惨劇」みたいなのばっかりだった。
前作は、イジメの部分がかなり陰湿で、暗く、全く救いのない話だったのに対し、今回は基本的なストーリーは同じだが、救いのある作品になっていた。
再三、主人公はブスブス言われていたが、俺にはそんなにブスには見えなかった。
この作品は、『ロミオとジュリエット』がモチーフとなっている。
今回、2人の障害となるのは、「家柄」ではなく、「群れ」だ。
人間関係に於いて、己れを殺してまで、「仲間」と迎合し、常に「群れの中」で生きて来たジェイソン・ロンドンと、「ブス」と呼ばれ、常に「群れ」から疎外されて来たレイチェル(エミリー・バーグル)が結ばれるコトは、「群れ」のルールでは「許されない行為」だったのである…!
冒頭で衝撃的な自殺を遂げる、主人公の親友リサ役で、ミーナ・スヴァーリが出演している。「フットボールで奨学金をもらえないと、大学へ行く事も出来ない」と、誰にも言った事のない悩みを打ち明けるジェイソン・ロンドンに対して、「大丈夫。きっと成功するよ。だって、あなた、フットボール上手いもん。本だって書けるよ!」と応援するレイチェル。
もちろん、レイチェルはフットボールをよく知らないし、この希望的観測には、何の根拠もない。
だが、「信じてくれる人が、たった1人でもいる!」という事実こそが、彼の「自信」となり、力となるのである。
人とは、そーゆうモノだ。
この物語は前作と同じ「悲劇」だが、随所に希望と救いがちりばめられている。
ホラー作品には不似合いな犬種の犬が、全編にわたって出演しているが、ストーリー上は全く必要のない存在だが、あえて削らずに残しているのは、この犬こそが、癒しと希望の象徴だからである。
親友とお揃いで入れた腕の「ハートに薔薇」のタトゥーが、パワーの開放と共にみるみる全身に伸びてゆくのはカッコ良かった。
顔に走ったタトゥーが、あたかも「イバラの冠」のように見えたのは、決して偶然ではあるまい。
原題の「ザ・レイジ」は「激怒」とゆー意味らしいが、それほど激怒していたようには見えなかった。
むしろ、パワーの爆発力は前作と比べて、スケールダウンしていたよーな気がする。
前作のラストで、キャリーが完全に心神耗弱状態で、パワーをコントロール出来なかったのに対し、レイチェルは完全に自分の意志で殺戮を行なっていたように見えた。
それにしても…なぜスー(エイミー・アーヴィング)が死ななきゃならなかったのか?
それに、今回はキャリーが出ているワケじゃないんだから、タイトルは『レイチェル』だったんでは?
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by inugami_kyousuke | 2006-02-17 00:28 | 地獄行き(それ以下)

シャイニング

【15点】

スティーヴン・キング原作、スタンリー・キューブリック監督作品。
俗に言う「キャビン・フィーバー」ものの古典的作品だ。
原作も映画も、非常に評価の高い作品だが…
俺は両方とも、好きじゃねぇ~。
●何つーか…キューブリック版は高級過ぎるよ。
キレイ過ぎる。
もっと、ホラーは低俗でイイと思う。
ちなみに、キングはキューブリック版を認めなかったらしいけど、ズバリ、キューブリック版の方がずっと上。
てか、勝負にもならねぇ~。
●よく「コワい」と言われる「双子のシーン」や「エレベーターのシーン」は、かなりキライだ。
子供がわめき出す「鏡文字のシーン」も、ちょっと…。
「過去に迷い込むシーン」もダメだった。
キューブリックって人は、こと「狂気」を描かせたら、右に出る者がいなかった。
ジャック・ニコルソンの怪演もさることながら、有名な「タイプライターのシーン」のよーな、たたみかける演出は実に見事である。
●そして…『シャイニング』と言えば、「あのシーン」である。
「元祖・絶叫クイーン」の恐怖シーンは、ジャック・ニコルソンのブチ切れ演技を食ってしまうほど強烈で、一度見たら、一生忘れない。
自分のコブシを食ってたよな~?よく考えついたなと思うけど…。って、アレ?絶叫してなかったっけ?
これ以降、ホラー女優は、「でけー口開けて、絶叫して…」みたいなスタイルが確立したよーな気がする。
(そーいえば、清水祟監督の次回作『輪廻』で、優香が「スゴい顔してます!」とか言ってたけど…そーゆうコトなんだろーな~、と思ってる。
主演=優香、と聞いた時点で、既に興味を失ってますから…。
と言っても、間違いなく見るけど…)
●とゆーカンジで、「全編名シーン」みたいな、ホラー映画の教科書みたいな作品なんだけど、俺はダメなんだよな~。名作なんだろ~けど。
イマジネーションが当たり前過ぎる、っつーか…
常人の域を出ていない、っつーか…。
この程度じゃ、食い足りねぇ~です!!
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by inugami_kyousuke | 2005-08-13 08:50 | 地獄行き(それ以下)