びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

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『エリアーデ幻想小説全集 第3巻』を読んだ。

ザンネンながら…
あまり面白くはなかった。
この作品集は、年代順に編纂されてるので、後期になればなる程、おっそろしく気難しくなってゆき、
テーマも直接語られなくなってゆくため、ヒジョ~にわかり辛ぇ~のだ。
エリアーデ自身も、「これだけ巧妙に隠されたテーマを、果たして読み解ける読者が存在するのだろうか?」なんて言っっちゃってるし~。
発表当時のルーマニアの政情のせいなのかも知れねーが、
わざわざ「主題がわからないように描く」とゆー奇妙な作り方を用いているのだ。
まぁ…
死ぬほどヒマがあったら、そんなヒマつぶしにつき合ってもイイけど…
今はムリ!!
またいつか、その気になったら、もー1回、読んでみよーかな~?と思った。
果たして、ホントにそんな日が来るのかどーか?もわかんね~けど。
作品中に何度となく出て来るルーマニアの詩聖=ミハイ・エミネスクとゆー人の作品は、是非、いつか読んでみたいと思った。
『金星ルチャーファル』とか。
この人は、ルーマニアの紙幣とかにもなっていて、ホントに国民的な詩人らしい。

aの意味するは否定なり
morはすなわちmort(死)なり
合わせてamorは不死なり

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エリアーデ幻想小説全集〈3〉

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by inugami_kyousuke | 2009-10-18 09:39 | 文学
ミルチャ・エリアーデの『エリアーデ幻想小説全集 第2巻』を読んだ。

1巻目は、結構、楽しく読んだんだが…
この巻の収録作品は、宗教問答みてーな描写があまりにも多過ぎて、ちょっと苦痛だった。
『ドニー・ダーコ』とか、『ピンチャー・マーティン』みてーな作品が多くて疲れる。
が…!
『ムントゥリャサ通りで』は、文句なしに面白かった。
おそろしく饒舌な老人の取調べの話なんだが…
1つ質問すると、老人は滔々と話し始め、どんどん話はわき道に逸れていって、何が何だかワケがわからなくなってしまう。
やがて調書は、200年にも及ぶ、壮大な年代記の様相を呈し始める。
虚と実が入り乱れ、どこまでが真実で、どこまでが創造なのか、渾然となって来る。
ある意味、エリアーデの集大成的な作品なのかも知れねーと思った。
勿体ねぇな~。
コレ…長編で読みたかったぜぇ~。
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エリアーデ幻想小説全集〈2〉

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by inugami_kyousuke | 2009-09-19 11:32 | 文学
ミルチャ・エリアーデの『エリアーデ幻想小説全集 第1巻』を読んだ。
エリアーデとゆー人は、ルーマニアの宗教学者として高名な人物らしい。
おそろしく博識な人だったよーで、「知の巨人」と呼ばれている。
著者の写真を見ると…
げっ!!
おっそろしく、気難しそーな顔だな~~~!!
「コイツ…絶対、胃潰瘍だな?」と思った。

「令嬢クリスティナ」は、吸血姫ものだった。
『吸血姫カーミラ』を思い出した。
まぁ、つまらなくはなかったけど…
やっぱ、コレだったら、俺はレ・ファニュの方がイイなぁ~。

「ホーニヒベルガー博士の秘密」は、ヨガの修行とシャンバラ伝説の話。
「大物」は、巨大化してゆく人の話。
たしか、高橋葉介が似たよーな話を書いてたよーな気がする。

読んでる内に、ラヴクラフトとか、マッケンとか、ファニュとか…幻想文学の巨匠たちの作品を思い出した。
もちろん、それらの作品には、遠く及ばない。
結論:「知の巨人」は、「幻想文学の巨人」ではなかった。
やっぱ、「餅は餅屋」ってコトだなー。
まぁ、エリアーデとゆー人は、「聖の顕現としての文学」を志向していたらしーので…
他の語り部たちがつむいだ物語とは、単純に同列に論じるべきではないのかも知れないが。

(実は、この世界は人間の魂の見る夢なのよ………)
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エリアーデ幻想小説全集〈1〉

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by inugami_kyousuke | 2009-08-30 10:41 | 文学