びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ねこぢるまんじゅう

くろ太としろ太とゆー黒猫白猫の兄弟が、母親を探す旅に出る…っつー話。

なんか、
ん゛!?…みたいな。
いつもと違う、っつーか、
なぜか、わりとフツーの人情話で終わっちまってんじゃね~かよ?
毒がねー、っつーか。
魅力もねーぜっ。コレじゃ。

加えて、後半に収録されてる『とうめい』『へんないえ』『探偵』の3篇は、
ねこぢるの夫である山野一(=ねこぢるy)が、ねこぢるの夢日記を原作として描いた作品だが…
とーぜん、テイストが全く違う。
別に、こーゆうモノもアリだとは思うが、ねこぢるの本に併録する必然性は全くねーよな~?
「ねこぢるy」なんて名前じゃなく、山野一の名前で描くべきだし、
山野一の本として売るべきだろ?
方向性も全っっっ然、ちげーし。
俺はねこぢるのファンじゃねーから、よくわかんねーけど…
ファンの人は、こんなのでも読みたいもんなのかなー?
ま、少なくとも、俺は、ねこぢるyの作品に金を払う気は全く無い。
ついでに言っとくと、俺は山野一の本を買ったコトがある。
たしか、『東京ゾンビ』みてーな話だったと思ったが。
かなりキョーレツな内容だったと記憶している。
なんか…
あの頃の作品と比べると、ねこぢるyの作品は、抜け殻みてーに感じちまうのは、俺だけだろーか?

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ねこぢるまんじゅう

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by inugami_kyousuke | 2010-07-12 01:07 | コミック

ねこぢるだんご

『ねこぢるだんご』を読んだ。

なっ、なんと!
こないだ読んだ『ねこ神さま』よりも、残虐テイストがはるかにパワーアップしてやがるじゃね~かよ!!
とは言っても…
具体的に、他のマンガと比べて、この作品の描写が過激とゆー意味ではない。
もっと過激な作品なんか、いくらでもある。
要は、「描き方」とゆーか…
「対比」とゆーか、「バランス感覚」なのだ。

にゃーことにゃっ太とゆー可愛い(けど無表情な)仔猫のキャラクターが、残虐な出来事に出会うワケだが、
あくまでも、常に彼らの役割りは「傍観者」であり、彼ら自身が傷つくコトはけっしてない。
ただ無表情に、凄惨きわまる事件を見守るだけだ。
そしてソレを、彼らは素直に現実として受け入れる。
ただ一言、「ああ…死んじゃたにゃー」とか、つぶやきながら。

よーするに、この一連の作品で行なわれているコトは何か?とゆーと…
すなわち「臭いモノにはフタをしろ」の逆の行為なのだ。
世の中の醜い部分のフタを、片っ端から引っ剥がしてるワケだ。
「ねこぢるとゆー作家の存在意義は、この一点に尽きる」と言っても過言ではない。

にゃーこやにゃっ太の無表情な瞳は、世の無常を映し出す。
まるで「死生眼」のよーだ。
解脱した聖者のそれのよーにさえ見える。

ただ…
こーした「醜悪な現実」は、たしかにその通りなんだが…
正しいんだが…
ハッキリ言って、そんなこたー誰でも知ってるのだ。
ねこぢるは、ひたすら汚いもののフタを開けまくってるだけで、その先の作業を全く行なっていない。
言わば、ねこぢるとゆー作家は、「告発者」に徹しているのだ。
言いっ放し、投げっ放し、広げっ放し…なのだ。
ホントは、この先を描くべきだし、読みたいのだが…
「問題は提起したにゃー。あとは自分で考えるにゃ~」ってコトらしい。
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ねこぢるだんご

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by inugami_kyousuke | 2010-02-20 09:47 | コミック

ねこ神さま

ねこぢるの『ねこ神さま』を読んだ。

もちろん、ずっと前からねこぢるの存在は知ってたんだが、
あえて読まずにいたのだ。
が、ついに手を出しちまったぜ~。

神様の弟子=ねこ神1号2号が、愚かな人間どもの願いをバンバン叶えてゆく話。
でも、いつもビミョ~に(っつーか、かなり)願いごとをカンちがいしてるので、必ず悲惨な結果となる…とゆーワンパターンな内容だ。
特に面白くもない。
ギャグはベタだし、ヒネリもねーし。
おまけに、テイストはかなり残酷だし。
コレ…森下裕美が描いたら、スゲー面白くなってたんじゃねーかな~?みたいな。
でも、ねこ神はカワイイ。
何か、ちょっと無表情だけど。
1号はいわしのスティック、
2号は先端にお星さまのついた棒を持っている。
ショックだったのは…
ライバルの犬神(悪魔の弟子)が、無茶苦茶バカっぽいのだ!
あまり人気もなかったのか、途中からはほとんど出て来なくなっちまうし。

マンガとして面白いとゆーよりも、
ねこぢるとゆー作家の価値観や人生観がよくわかる作品だった。
に゛ゃ~
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ねこ神さま

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by inugami_kyousuke | 2010-01-30 11:06 | コミック

ふわふわ

村上春樹文
安西水丸絵
の絵本『ふわふわ』を読んだ。
こっ、これは…!
何つー内容のウスい本なんだ~?
よ~するに、「ボクは猫が好きだ」って話をダラダラと書いてるだけの本だ。
しかも、文章が超・ヘンだし!!

その猫が、長いあいだ使われていなかった広い風呂場を思わせるような、とてもひっそりとした広がりのある午後に、太陽の光のあふれた縁側で昼寝をしているとき、そのとなりにごろりと寝ころぶのが好きだ。
なんて文章は、こんなの…プロとして絶対、あり得ねぇ~!!
…っつーか、プロ以前に、作文の時間で、既にペケだろ~?
別に、アラ探しする気はねーんだけど…
主語と述語、そして修飾の関係が、ヒジョ~にわかりづれぇ~。

長いあいだ使われていなかった広い風呂場を思わせるような、とてもひっそりとした広がりのある午後に、太陽の光のあふれた縁側で、その猫が昼寝をしているとき、そのとなりにごろりと寝ころぶのが(僕は)好きだ。

コレだって、とても良い文章とは言い難いけど、この方が、まだマシなんじゃねーか?上の悪文より?
まだ意味がわかるだけ!
が…
文章だけじゃねーのだ。
この本のダメなトコは。
整理すると、こーなる…

1)まず、根本的に、文章がヘン!
2)そして、さらに悪いコトに…書いてある内容に、一切、共感出来ねー!!
3)その上、トドメは、絵にも納得しかねる!!!

つまり…
この本からは、何も伝わって来ねぇ~のだ。
せっかく、『ふわふわ』ってタイトルなのに…
全然、ふわふわじゃねーんだよ、この絵は!
「パサパサ」ってカンジ!?
猫の毛っつーか、カビみてぇ~なんだよ。
カビネコ!!
げろげろ~!!
猫の目が死んでるし!!
全く可愛くねーし!!!
剥製みてーなんだよ!猫が!!
猫に対して、愛情がねーんじゃねぇ~か?って思っちまう。
特にラストシーンの絵がサイテーだ。
猫の目がタレ目だし、虚ろだし!
ヒゲまで八の字に垂れてやがるし!
ホントにいるのかよ~?こんなブキミな生き物が!?

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ふわふわ

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by inugami_kyousuke | 2010-01-03 10:00 | 文学

青猫 幻想童話館

司修の『青猫 幻想童話館』を読んだ。

「童話館」とゆータイトルにはなっているものの、
「童話」とゆーよりは、夢文学みてーなカンジだ。
むしろ、漱石の『夢十夜』や百閒の『冥土・旅順入城式』に近い。

楽しく読んだ。
スゲー面白かったってワケではないが、
色んな意味で、楽しめた。
実は、この本は、司修の短編小説集であると同時に、コラージュ画集でもあるのだ。
しかも、それらの絵は、この本のためのオリジナルじゃねぇ~。
以前に、全く違う人の新聞連載のために描いた挿絵なのだ。
つまり、この本の絵と文章は、本来、何のカンケーもない。
が…
実際、読んでみると、意外と合っているのだ、コレが。
シュルレアリスムっぽくて。
エルンストの『百頭女』や『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』なんかよりも、個人的にははるかに面白かったぜー。

さびてしまった 心のかけらを
誰もいない海辺の小屋で
人魚のおばあさんが売っていた。
一〇〇〇〇〇〇〇〇
〇〇〇〇〇〇〇〇個の
星の金貨をもっといで。


青猫 幻想童話館

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by inugami_kyousuke | 2009-08-30 10:40 | 文学
テリー・ファリッシュ作
バリー・ルート絵
村上春樹訳
の絵本『ポテト・スープが大好きな猫』を読んだ。

老人と海…じゃなくて、
老人と猫。
独り暮らしの老人と猫の話。

特に面白ぇ~話でもなかったが、
こんな老後もいいかもなぁ~と思った。
でも、何か、この本を読んでたら、
猫が女性に見えて来たのは、俺の気のせいなんだろーか?
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by inugami_kyousuke | 2009-08-30 08:43 | 文学
寺山修司 作
落田洋子 絵
の絵本『だれが子猫を切り抜いた?』を読んだ。

まぁ…
コンセプトとしては、面白かった。
話としては、もーちょっと膨らました方が良かったとは思うけど。

妻をハサミで切り抜かれて誘拐された「わたし」が、妻を捜しに行く話。
「空間をハサミで切り取って盗む」とゆー発想が面白い。
絵も、雰囲気があって、悪くねぇ~。
ただ、問題は…
『だれが子猫を切り抜いた?』ってタイトルなのに、
ほとんど猫はカンケーねぇ~ってコトだ!!
たしかにいいタイトルだとは思うけど、タイトルだけってのは、ちょっとな~…

そして切り抜かれた
余白の町にぼくのドンナを
さがしてゆく
決心をしたのです。

コレって…「さがしてゆく」じゃなくて、
「さがしにゆく」の誤植じゃねーのかなぁ~?
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by inugami_kyousuke | 2009-08-16 20:46 | 文学

猫語の教科書

ポール・ギャリコの『猫語の教科書』を読んだ。

面白かった。
そして、楽しかった。
つーか、半ば感動すらした。

猫語でも習ってみっか~?
と思って読み始めたんだが…
実際は、コレは『猫語の教科書』ではなかった。
「ポール・ギャリコ作」でもない。
この本は、「猫が書いた」とゆー設定なのだ。
つまり、正しくは、「猫によって書かれた、猫のための人生訓」=「猫が、より良い人生を送るためのHOW TO本」なのだ。

当初、この本の原稿が発見された時は、チンプンカンプンで何が書いてあるかわからず、「ひょっとして、暗号で書かれているのではないか?」と思われた…てトコは笑った。
結局、「猫が人間の目を盗んで、タイプライターで打ったため、
猫の掌では上手くキーを叩くコトが出来ず、周辺のキーを叩いてしまい、暗号のよーな文章になってしまった」とゆーオチだった。
可愛いじゃねーか。
そーいえば、ドン松五郎は、正しくキーボードを叩いてたよな~?
よくちゃんと入力出来たよなー。
犬の掌で!

んで、内容だが…
「猫がニンゲンの家を乗っ取り、ニンゲンを支配するための技術」が、こと細かく記されているのだ!
しかも、その観察眼が、とんでもなく鋭ぇ~!!
ギャリコ版・『吾輩は猫である』みてーな作品だ。

ちなみに、巻末には、大島弓子の2ページのエッセイマンガが寄せられていて…
何だか、ちょっと得した気分だ。
大島弓子は、サバロス状態の時に、この本を読んだらしい。

女たち

けっして、(くりかえしますけど)けっして、男性をおだててモノにする方法を、奥さんに使ってはダメ。うまくいくはずがないんだもの。なぜなら、奥さんは前から猫と同じ方法で、ご主人をあやつっているからです。
女たちはものすごく頭がいいから、けっして軽く見てはなりません。いうまでもなく女たちは、女につかまり征服された男たちよりもずっと賢いのです。猫が男をモノにする手練手管を、女性は同じ目的で、もう使っています。そのため、猫がご主人を陥落させるためにどんなテクニックをどう使ったのか、全部奥さんにばれてしまう瞬間が、いつか必ずやってきます。そのとき、猫と奥さんはお互いの本性を現わさざるを得ないので、猫はそのときにそなえていなくてはいけません。
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by inugami_kyousuke | 2009-08-02 11:46 | 文学

人生と猫と音楽と…

人生の苦痛から逃れられる方法がふたつある。
それはネコと音楽だ。
       アルベルト・シュバイツァー


………………………
たしかにそーかも~!?

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by inugami_kyousuke | 2009-07-24 00:08 | 日々のうたかた
画と文・えびなみつる
『猫辞苑 現代「猫語」の基礎知識』を読んだ。

つまらなかった!
マジで!!
イラストは、たしかに可愛かったけど。
内容は、ちょっと。

言うまでもなく、タイトルは『広辞苑』や『現代用語の基礎知識』をパロったものだが…
収録されている単語は、わずか100語に過ぎない。
『広辞苑』も『現代用語の基礎知識』も、どちらかとゆーと、かなり分厚い本だ。
ど~せなら、もっと分厚い本にして、5年くらいかけないと通読出来ねーよーにしてくれれば良かったのによ~。
が、どーもこの本は、基本的に絵本であるらしく、
ページ数すら、入ってねぇ~のだ。
しかも!
9割方は、知ってるよーなコトばっかだし。
カンタンに言うと…「遠浅の海水浴場」みてーな本だ。
ハッキリ言って、辞書に載ってる文章と、さほど変わり映えがしねーコトしか書いてねーし。
ど~せなら、「赤猫」とか、
「金目銀目(オッドアイ)」とか、
「メンデルの法則」による猫の毛色の法則とか…
もっと踏み込んだ内容にして欲しかったぜー。

しかし、改めてこ~して「猫」のつく言葉を見直してみると、
「金猫」「銀猫」「山猫」が、すべて夜鷹の別称だったり…
いかに「猫」とゆー言葉が、悪い意味合いで使われているかが、露骨にわかる。
ところで、作者の「えびなみつる」とゆー人は、
たぶん、「えびな・みつる」なんだろーけど…
まさか、「えび・なみつる」とか、「えびなみ・つる」じゃねーよな~?

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by inugami_kyousuke | 2009-07-11 21:03 | 文学