びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

食うものは食われる夜

蜂飼耳の詩集『食うものは食われる夜』を読んだ。

「はちかい・みみ」って…
変わった名前だな~。
「耳」って名前がアリなら、
目とか鼻とか口とか、手とか足とか首とかって名前もアリだよな~?

ザンネンながら、この人の詩は、俺にはよくわかんなかった。
おそらく、もー2度とこの人の詩集を読むコトはあるまい。
面白ぇ~のは、名前だけだった…
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食うものは食われる夜

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by inugami_kyousuke | 2010-08-11 09:56 | 文学

詩集 孔雀のパイ

ウォルター・デ・ラ・メア著『詩集 孔雀のパイ』を読んだ。

カラーインクで印刷してあったり、
挿絵も多く、非常に凝った作りの本なんだが…
ザンネンながら、俺にはよくわからなかった。
ど~も、こーゆう、マザーグースみてーな牧歌的なのは、理解出来ねぇ~。
たぶん、趣味のいい本なんだろーけど。
やっぱ、俺には、デ・ラ・メアは小説の方がイイや~。
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孔雀のパイ

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by inugami_kyousuke | 2010-06-13 01:15 | 文学

マルグリット・ユルスナールの『火 散文詩風短篇集』を読んだ。
たった2葉だが、野中ユリの挿画が良かった。
ちなみに、本名はマルグリット・ド・クレイヤンクールで…
ユルスナール(Yourcenar)は、クレイヤンクール(Crayencour)のアナグラムとなっているらしい。


この作品は、

この本が決して読まれぬことを望む。

とゆー一文で始まる。
おお~っ、カッコいい書き出しだなー、と思って期待して読んだんだが…
どーも、この作品は、いわゆる文学作品とゆーよりも、個人的な文章に近いらしく、

パイドラーあるいは絶望
アキレウスあるいは嘘偽
パトロクロスあるいは運命
アンティゴネーあるいは選択
レナあるいは秘密
マグダラのマリアあるいは救い
パイドーンあるいは眩暈
クリュタイムネーストラーあるいは罪
サッポーあるいは自殺

とゆー風に、歴史上の人物や神話の登場人物を採り上げているんだが…
ここで語られる物語は、全く違う物語なのだ。
登場人物の名前こそ同じだが、内容は全く別の話だ。
リ・イマジネーションとゆーか…
つまり、ここで行なわれているのは、
様々な登場人物とそのシチュエーションを借りて、作者自身の意見とゆーか、心情を綴っているワケだ。
よ~するに、極端な話、物語なんて、ど~でもイイってコトだ。
コレはある意味、非常に個人的な日記にも似ている。
だからこそ、「読まれぬことを望む」で始まっていたのだ。
まるで、文学少女の解りにくい日記を盗み読みしてるよーなカンジだったぜ~。
作者の同性愛志向も、俺にはよくわかんなかったしなー…

いないとき、あなたの姿は拡がって、宇宙を満たすほどになる。亡霊のような、流動性のものになる。いるとき、あなたの姿は凝縮し、あなたは最も重い金属、イリディウムや水銀のような重みを持つにいたる。その重みが心臓の上におちかかるとき、私は死ぬ。
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火 散文詩風短篇集

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by inugami_kyousuke | 2010-02-20 09:09 | 文学

橋の上の人たち

ヴィスワヴァ・シンボルスカの詩集『橋の上の人たち』を読んだ。
シンボルスカはポーランドの詩人で、ノーベル文学賞を受賞している。
国民的詩人らしい。

が…
何なんスかね~、この訳は?
い~のか、コレで?

どうなの、哀れな人間さん
わたしの分野じゃ進歩があったわよ


とか…

あらだめ、誤解しないで
字を書いたこんな変な紙、そっちに引っ込めて。


とか…
何だよ?このアリャリャな翻訳はよ~?
何か…女をバカにしてねーか?
コレって、詩だよな?
なにゆえ、こんな口語体で訳すかな~?
しかも、メチャメチャ不自然だし!!
ハッキリ言って…口語としても詩としてもヘンだと思う。
おそらく、翻訳自体は正しいんだろーけど、
こんなバカっぽくされちまって、作者が可哀想だ。
ザンネンながら、ここまでされちまうと…
原文の内容を全く想像出来ねぇ~。
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橋の上の人たち

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by inugami_kyousuke | 2010-02-20 08:35 | 文学

五つのエラーをさがせ!

『五つのエラーをさがせ! 木坂涼詩集』を読んだ。

子供みたいな詩を書く人だ。
絵にたとえるなら、ピカソみたいな…
いや…クレーみたいな詩だ。

こーゆうアプローチの仕方もあるんだ~?と、一瞬、感心はしたものの…
ザンネンながら、個人的には、あんまり好きにはなれねーなぁ~。
子供の文体を模して、平易に語るのは良いんだが…
ソコに、オトナの作為とか技巧を感じちゃったら、台無しなんだよな~。
「計算された素朴さ」が、あまりにも見え見えなのは、逆に、激しく興ざめしちゃうのだ。
ど~せなら、山村暮鳥くらい自然な方がいいぜぇ~。
春は
にわに
まちをつくる
花の
いえを建てる
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五つのエラーをさがせ! 木坂涼詩集

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by inugami_kyousuke | 2009-11-28 22:02 | 文学

大鴉

エドガー・アラン・ポオ著
日夏耿之介訳
ギュスターヴ・ドレ画
の詩集『大鴉』を読んだ。

「稀人(まれびと)のこの房室(へや)の扉(と)を入らばやと さこそ呼ばうてあるならめ。
小夜更けてこの房室(へや)の扉をまれ人の入らばやとこそなすならし。


そうそうそう!
コレコレコレ!
このコムズかしーヤツが、俺のポオのイメージなんだよな~。
まさに、ドンピシャ!!
それに、この、ドレの超・陰気くせぇ~挿絵が、もぉサイコーだぜえっ!!

やっぱ、教科書ガイドじゃねーんだから、
「わかり易けりゃOK」ってワケにはいかね~のだ。
ニュアンスってもんがあるんで。
どーでもイイけど…
『ザ・クロウ』って人気コミックは、何度もTVシリーズや映画化もされてるけど、
ポオの『大鴉』の影響があるのかな~?
この詩は、アメリカじゃ、学校の教科書に載ってて、
誰もが必ず読む、非常にポピュラーな詩らしいけど…

大鴉いらへぬ「またとなけめ」
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大鴉

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by inugami_kyousuke | 2009-11-15 08:31 | 文学

ポー詩集 対訳

『ポー詩集 対訳』を読んだ。

それにしても、スゲーな、この本…
著者を「ポー」としか書いてね~し。
まぁ、たしかにポーはポーなんだけど…
羊の「ポー」の絵本と間違われそーだ。
ちゃんとフルネームくらいは、書いときゃいーのに。

考えてみれば、ポオの詩は、ほとんど読んだコトがなかった。
読んだのは、たぶん、有名な『大鴉』くらいだ。
たしか、日夏耿之介訳のヤツ。
そう…
俺にとって、ポオのイメージってのは、旧字旧仮名とまでは言わねーが、
「やたらとコムズかしい漢字をいっぱい使った、難解な訳文」なのだ。
たしか、ポオの作品は、古語で書かれてるハズなので…
ニュアンス的には、その方向性が正しいのだ。
だから余計に、この本のスラスラ読めちゃう現代風な訳詩に、メチャメチャ違和感を感じるのだ!
コレは、俺の知ってるポオじゃねぇ~!!
ま、別にい~けど。

「対訳なんて必要ねぇ~ぜっ!」と思ってたが…
「訳文を読むだけでなく、原文を暗誦して鑑賞しろ。詩の基本は、暗誦だ」とゆー訳者の主張に、「なるほどなー」と思った。
面白い。
いつか、ヒマになったら…
も1回、読んでみよーと思う。
んで、今度は、原文を暗誦出来るよーにしよ~。

すると大鴉は言った、”Nevermore”
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ポー詩集 対訳

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by inugami_kyousuke | 2009-11-15 08:11 | 文学

アンリ・ミショー詩集

『アンリ・ミショー詩集』を読んだ。

なかなか楽しめた。
知的で繊細だし、イマジネーションが非常に豊かだし。
この本は、色々な作品集から作品を抜粋したものなので…
いつかまた、もー少し、ちゃんと読んでみたい、と思った。

神経の戦争
「地球」の
階級の
種族の
廃墟の
鉄の
従僕の
帽章の
風の
風の
風の戦争
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アンリ・ミショー詩集

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by inugami_kyousuke | 2009-11-15 07:50 | 文学
『〈地獄〉にて 天沢退二郎詩集』を読んだ。

面白くなかった。
なんだか、やたらと重苦しいばっかで…
かと言って、他に何かあるワケでもなく…
ハッキリ言って、読むのが苦痛だった。
文字組みもヘンで、スゲー読み辛ぇ~し。
つーか、コレ…
ホントに詩なんスか?
なんか、限りなく散文みてーだけど。
『つげ義春とぼく』を思い出した。
コレだったら、司修の『青猫 幻想童話館』の方がイイや。

天沢退二郎って人は、作家としては、好きなんだけどな~。
世間的には、むしろ詩人としての知名度の方がメインなんだろーけど。
今回、初めて詩を読んだが、
少なくとも、俺の好みじゃなかったぜー。
詩人だけじゃなく、翻訳家としての顔も持ってる人なんだが…
やっぱ、俺は作家としては好きだけど、
他は、ど~でもイイや。
<地獄>にて 天沢退二郎詩集<地獄>にて―天沢退二郎詩集 (1984年)

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by inugami_kyousuke | 2009-11-14 08:38 | 文学
ギヨーム・アポリネール著
ラウル・デュフィー木版さし絵
堀口大学訳
の詩集『動物詩集 又はオルフェさまの供揃い』を読んだ。

『アポリネール詩集 改版』には、抄訳しか載っていなかったので、
わざわざこの本を読んでみたんだが…
ガァァァ~~~ン!!
肝心の訳が、まるっきりちげ~じゃねーかよ!?

時間のはつか鼠
おお、美しい日日(にちにち)よ。
君らは小さな口の歯で
僕の命をかじりつづける。


って…!!
タイトルも、「二十日鼠」じゃなくて、「はつか鼠」だし。
何となく、全体的に、練れてねーカンジだし。
っつーか、ハッキリ言って、これじゃ、全く別の作品だ。
ザンネン。
挿絵の木版画は、味があって悪くねーと思うけど、
ちょっと、デカ過ぎねーかな~、この本?
別に、豆本とは言わねーけど、もーちょっと小さい方が可愛かったと思うんだが…。


ちなみに…
1925年に『動物詩集』、
1928年に『アポリネール詩集』が出版されている。
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動物詩集 又はオルフェさまの供揃い

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by inugami_kyousuke | 2009-10-12 07:43 | 文学