びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

スター・ウォーズ エピソード4 新たなる希望

【82点】

●あのパーン、パカパーン…という音楽を聞くと、ニンゲンは皆、頭の中で何かがはじけるよーに出来ているらしい。
…てか、いつの間にか、サブタイトルが付いてやがるし!
●いわゆる「旧3部作」の1作目。この作品がヒットしていなければ、「スター・ウォーズ・サーガ」は生まれなかったワケだから、今にして思えば、奇跡のようだ。
この作品は、旧3部作中、唯一、ジョージ・ルーカスが監督した作品であり、3作を通して見ると、この作品だけが明らかにテンポが違う。つーか、最も出来が悪い。
ルーク・スカイウォーカーの家庭内の問題がかなりじっくり描かれていたり、家が焼き打ちに合う場面などは、かなり重~く、かつ長い。
●俺は今でも、この1作目を製作した時点では、あくまでルークが主人公であり、レイア姫と結ばれるべき「白馬の王子」として想定されていたはずだと確信している。
その後、あまりにもハン・ソロ(ハリソン・フォード)人気が高まったために、「実は兄弟だった」などというラブコメみたいなクサい言い訳をしてまで、慌てて軌道修正したのではないだろうか?
●何にせよ、『スター・ウォーズ』の全ての要素はこの作品で出揃っていたのは流石である。
光線銃、ライトセーバー、宇宙空間での派手な爆発、星々がスーッと光の軌跡を描くワープシーン…
ルーク・スカイウォーカーの服は柔道着みたいだし、レイア姫はヤマタイ国みたいなヘアスタイルだし、ライトセイバーは日本刀を連想させるし…
未来と中世と東洋がチャンポンした、ルーカスの脳が生み出した、世にもヘンテコな世界観が認知されたのは、まさに奇跡としか言いようがない。一歩間違えば、悪夢のよーなギャグでしかないからだ。
にしても、…ブ~ンブゥ~ン…バチバチッ!と明滅するライトセーバーのイメージは秀逸で、男の子なら、誰でも1度はマネをして遊んだ経験があるはずだ。
ダース・ベイダーの、映画史に残るよーな悪役の造形も見事である。…シュゴ~シュゴ~ッ…という呼吸音と、ダ~ンダーンダーン、ダーダダ~ン…のテーマ曲と共に登場する全身黒ずくめの大男は、1度でも見たら、一生忘れないほど、キョーレツなモノだ。
そして、R2-D2が投影して見せる、小さなレイア姫のホログラフ…。
まぎれもなく、この作品は、監督=ジョージ・ルーカスの最高傑作であり、2作目以降を他の監督にメガホンを譲ったのは正解だった。
●おそらく、ルーカスが続投していたら、シリーズは途中で打ち切りになっていたはずである。
つまり、作品世界を生み出したイマジネーションは偉大だが、それを語る力(映画監督としての才能)はイマイチ…というコトである。
「北斗の拳」は、元々は原哲夫のオリジナル作品だった短編を、武論尊原作で長編化したモノだが…例えるならばそんなカンジである。
断言する。エピソード2と3がなかったら、サーガが完結するコトはなかっただろう…。
●それと、ついでにもう1つ…レイア姫がミスキャストという話は必ずと言っていいほど出て来るが、俺もレイア姫のルックスにショックを受けた者の1人である。それほど、キャリー・フィッシャーの姿は、いわゆる「姫」というイメージには程遠いモノだった…
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by inugami_kyousuke | 2005-06-24 21:48 | 地獄行き(それ以下)