びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

エルム街の悪夢3/惨劇の館

【80点】

●原題は「ドリーム・ウォリアーズ」。
タイトルからもわかる通り、この作品は、恐怖の元凶と「対決姿勢」のスタンスを取っている。「何か問題があるのなら、その問題の本質を見極めて、解決してしまえばいい」という、極めてアメリカ的な合理主義の現われである。
「ヤラレっ放しで黙ってるなんて、ゴメンだ!自分の力を信じて、勇気を出して、戦うんだ!そうすれば、必ず道は開けるはず…!」という、超ポジティブな考え方である。
これまで、一方的にフレディの「エサ」でしかなかった人間たちが、食物連鎖を断ち切り、逆に「悪夢を力ずくでねじ伏せよう」という試行錯誤を始める…。
●パート2でクレジットから消えていたウェス・クレイブンがシリーズに帰り咲き、フランク・ダラボンを脚本に加えた本作は、このシリーズのターニングポイントとなった。
パート3にして、初めてマトモな映画となった。(パート1は、学芸会。パート2に至っては、映画ですらない…!)
●しかし、正真正銘、「コレがホラーか?」というと、正直、ちょっとビミョ~である。
物語そのものは面白いが、全くコワくはない。
てか、当の作り手たちに、「コワがらせよう」という気が一片もない事がはっきりとわかる。
従って、ホラーというよりは、むしろファンタジーに近いのかも知れない。
俺は、トリップした映像が大スキなので、個人的にはポイントの高い作品である。
これでもか!というくらい様々なアプローチで描かれるファンタスティックなシーンの数々は、俺にはかなり楽しめるものだった。
d0012442_9395441.jpg

[PR]
by inugami_kyousuke | 2005-07-14 22:43 | 地獄行き(それ以下)