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犬神狂介の【狂人日記】

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ダウンタウン物語

【91点】

●アラン・パーカー監督、(いちおー、スコット・バイオ主演)ジョディ・フォスター出演作品。
この作品はスゲー!
アラン・パーカー、ジョディ・フォスターの全キャリア中、おそらくは最高傑作だろう。
「ギャングもの」のパロディで、ミュージカルで…しかも、キャストは全員お子ちゃまだ!!
ジョディ・フォスター演じるタルーラは、ギャングのボスの愛人で娼婦の役である。
他の子役たちと比べて、ジョディ・フォスターだけが「オーラ」のよーなモノを放っているのが良くわかる。
あえてキャストを全員子供とするコトで、大人たちがフツーに大真面目でやっているコトへの痛烈な風刺となっている。
時として、パロディでありながら、「元ネタ」を越えてしまう作品がある。
まさに、この作品がソレだ。
基本的に、歌の部分で「思考停止」するんで、俺はミュージカルはダメなんだが、コレと『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』だけは別格だ。
●一時期、ジョディ・フォスターとテイタム・オニールがことあるごとに比較された時代があった。
ライアン・オニールの娘として生まれ、『ペーパー・ムー ン』でアカデミー助演女優賞を史上最年少で受賞したテイタム・オニールは、輝かしい経歴を持ち、明るく、健康的で、まるで太陽のような存在だった。
一方、ジョディ・フォスターは、とても子供とは思えぬほどの神秘的な雰囲気を持ち、繊細で、常に、どこか哀しみのベールのようなものをまとっており…月のような存在だった。
そう…2人は、まるで、『ガラスの仮面』の北島マヤと姫川亜弓そのものだったのである…!
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by inugami_kyousuke | 2005-09-21 20:44