びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

喜劇王

【12点】

●チャウ・シンチー監督、主演作品。
主人公は売れない役者…つーか、映画のエキストラだ。
彼の恋を描いた作品で、深作欣二/つかこうへいの『蒲田行進曲』みてーな設定だ。
ラストも、なんとなくハッピーエンドっぽいけど、よく考えてみると、問題は何一つ解決していな
い。
主人公は、役者として認められたワケじゃね~し、経済的にもおそらく苦しいままだろう。
タイトルは『喜劇王』だが、別に喜劇役者じゃね~し!
…て考えると、やっぱ、コレって、ラブストーリーだったんだ~?
●チャウ・シンチーの作品って、1つの作品の中に色んなテーマが混在していて、
明らかに伏線が張られているにも関わらず、回収しないで終わってしまったりするので、
1本の作品として評価すると、どーしても低目の評価になってしまうのである。
どーやら、チャウ・シンチーの考える「映画」と、俺の考える「映画」の概念自体に、大きなズレがあるよーだ。
もちろん、コレは、あくまで俺の想像だが…
おそらく、チャウ・シンチーにとって「映画」とは、「1時間半から2時間の間、思いっきりたっぷり楽しんでもらって、スッキリして帰ってもらうモノ」なのだ。
そして、そのためには手段は選ばない…!
いわゆる「涙あり笑いあり」…
って、コレ、日本で言えば、「映画」とゆーよりも、むしろ「芝居」の感覚に近いんじゃねーだろーか?
おそらく中国では、映画は日本よりもずっと庶民的で身近な娯楽なのだろう。
●エキストラ役で、突然、ジャッキー・チェンが出て来たのには、ビックリした。
ヒロインは、ものスッゲー口の悪いオンナだが、主人公があり金はたいて「ホステスの出張料金」を払った時、帰りのタクシーの中で、大泣きするシーンは良かった。
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by inugami_kyousuke | 2005-10-24 22:12 | 地獄行き(それ以下)