人気ブログランキング | 話題のタグを見る

犬神狂介の【狂人日記】

kyoujin.exblog.jp ブログトップ

西遊記 初回 「火の国」

●SMAPの香取慎吾主演、放送時間帯が遅めのわりに、子供っぽい演出だった。
初回は、木村拓哉が悪役で、非常に「豪華版」という印象だった。
一瞬、「SMAP×SMAP」を見ているよーな錯覚に陥ってしまったが…。
キムタクは、悪役だけど、白い羽がいっぱいついてて…何か、ちょっとハウルを連想させるコスチュームだった。
なぜか、三蔵法師は、女性とキマってるみたいだけど…ホントに女性とゆー設定なんだろーか?
ひええ~っ、深津絵里が…
深津絵里が、ツルツルだよ~!
や、やめてくれ~、そこまで映さなくていーから~!!
ちびノリダー=電車男(伊藤淳史)が猪八戒かぁ~。
内村光良は、「役柄に合わないんじゃないか?」と思っていたが、意外と沙悟浄になり切っていて、良かった。
初回から、凛凛とかいう、よくわからない女盗賊が一行にくっついて来て…
ワケアリっぽい匂いがプンプンしているけど、なんか、『水戸黄門』みたいだなーと思った。
エンディングを見て、びっくりした。
なんだ?こんなトコまでロケに行って、空撮までやったんだ!?
何だか、単に「気合が入ってる」なんてレベルではない。
見た目以上に、ハンパじゃなく大変そうな作品だ。
香取慎吾の孫悟空は、作中でも「ケンカ猿」と言われていたが、基本的に「おサル」とゆー役作りのよーで、明るく、元気で、直情的なキャラクターだ。
とても500年も囚われるよーな悪さをする妖怪には見えない。
どこまでも軽いだけのキャラクターかと思ったら、汗かいて、青筋立ててるし!
「ウッキ~」とか言いながら、ものすげーハイテンションで見得を切るのでビックリした!
「かなま…?」というシーンでは、『きみのカケラ』という作品を思い出してしまった。
『西遊記』と言えば、中国四大奇書の一つで、昔から様々なかたちで作品化されて来た。
手塚治虫のアニメや夏目雅子・堺正章のTVシリーズはあまりにも有名だし、
鳥山明の『ドラゴンボール』だって、作品のベースは『西遊記』だ。
(この作品では、悟空は途中でシッポを失い、結局、サルでさえなくなってしまったが…)
コミックでも、諸星大二郎の『西遊妖猿伝』、漫☆画太郎の『珍遊記』、寺田克也の『西遊奇伝 大猿王』などなど…数えきれない奇作、名作が生み出されて来た。
中でも、山口貴由の『悟空道』は大好きだったんだが…。
最後の悟空の「人間は、心の中に、でっかい石を持っている…!」というタンカは良かった。
まるで、小池一夫の書くセリフのようだ!
初回の視聴率は29.2%で、フジテレビドラマ史上歴代4位の数字を叩き出した。
果たして、一行は1クールだけで天竺までたどり着けるのだろーか!?
そして、パート2はあるのだろーか?
by inugami_kyousuke | 2006-01-11 22:53 | テレビ