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犬神狂介の【狂人日記】

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妖怪天国

【2点】

●手塚眞監督作品。
特に映画(と言っても、ビデオ作品だが)として面白いワケではないが、コレクターズ・アイテム的な価値はあると思う。
一見、ありがちなオムニバス形式の怪談だが、各話ごとにアプローチの仕方を変えて撮っていたり、全体の構成も、二重構造、三重構造になっていたり…
非常にマニアックな作りになっている。
効果を計算して…とゆーよりも、おそらく、単なる自己満足のためなんだろうなぁ~?…とゆー印象が強い。
手塚治虫、楳図かずお、水木しげる…といったコミック界の大御所が出演している点でも、異色作と言える。
今では、「神の子」と言えば、山本(弟)のキャッチフレーズになってしまった感があるが、手塚治虫は本当にマンガ界の「神様」だったから、手塚眞は、正真正銘の「神の子」であった。
でも、そんなコト、あまりにも当たり前過ぎて、誰もわざわざ言う者はいなかった、というだけの話だ。
京極夏彦のよーな、妖怪マニアの人にとってはマストアイテムなのではないだろうか?
by inugami_kyousuke | 2006-02-22 00:15