びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ

【35点】

●ダコタ・ファニング主演作品。
『暗闇のかくれんぼ』とゆー邦題がダサい!
今や「天才子役」の名をほしいままにするダコタ・ファニングだが…
ハッキリ言って、個人的には、今まで、全くピンと来なかったのだが…
今回は、素晴らしかった!
年齢はともかく、誰か他の名のある女優が代わりにこの役をやったとして…
果たして何人の女優がココまで出来るだろうか?とゆーくらいの好演だ。
世間的には、概してあまり評判は良くない作品のよーだが。
その最大の理由は、この作品の基本的な構造自体にある。
コレは、TVの「2時間サスペンスドラマ」と全く同じなのだ!
つまり、途中の「アヤしげなエピソード」は、全て、いわゆる「ミスリード」に過ぎない。
振りかえってみれば、思わせぶりなエピソードは、何一つ本筋とは何のカンケイもないのである。
従って、ストーリー全体としては、最終的につじつまが合わなくなってしまう。
コレはコレで、そーゆうスタイルのものだから、アリだとは思うが…
作品が安っぽくなってしまうのも事実だ。
それに、とてもじゃないが、繰り返し何度も見る気にはなれない。
ラストにフラッシュバックで、「謎解き」シーンが一気に見せられるが、伏線が弱いため、あまり
「納得感」が得られない。
更に、「ラスト5分の遊び」に至っては…
あまりにも暗過ぎて不快だ!
「救い」がなさ過ぎる。
アレが、この作品の後味を、ものすごく悪いものにしている。
それとも、こーゆうのが、最近の流行りなのか?
たしか、『スケルトンキー』も、こんなのだったよな~。
ロバート・デ・ニーロも、ファムケ・ヤンセンもシブくていい。
前半は非常に面白いだけに…ザンネンな作品だ。
もっと細部を丁寧に作り込んで、深みのある脚本にしていれば、名作になっていただろうに…!
ダコタ・ファニングの、明るかった頃と現在との明暗が、もっとハッキリと描かれていた方がよかった。
デ・ニーロが、夜ごと、きまって2時6分キッカリに、「誰かの濡れた手に顔を撫でられて、汗びっしょりになって目が覚める」とゆー設定は面白かった。
なんか、『ツィゴイネルワイゼン』みたいだが。
有名な「リジー・ボーデン」にも、ちょっと似ている。
後半の、コワいハズのところは、あんまりコワくない。
むしろ、ダコタ・ファニングの表情が、めちゃめちゃコワかった!
完全にイッちゃってる人の表情が…
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by inugami_kyousuke | 2006-03-05 01:39 | 地獄行き(それ以下)