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犬神狂介の【狂人日記】

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女王の教室・エピソード1~堕天使~

【99点】

天海祐希主演作品。
TVドラマだが、今回は採点させてもらう。
結論から先に言おう。
素晴らしい!
カンペキだ!!
これ以上の「教育モノ」を、少なくとも俺は見たコトがない。
そして、おそらく、今後もないだろう。
「究極」と言っても良いかも。
ヘタな映画100本見るより、ずっといい!
もう、本編を見てから随分経つので、正直、「過去のエピソードだったら、当然、真矢はあの真矢じゃないワケで…だったら、あんまりキョーミねーし、意味もねーな~」と思ってたら、とんでもねぇ~!
本編から、全く質もテンションも落ちてないのはスゴい!
この作品が評価されない世の中は、間違っていると思う。
今回の「エピソード編」は、基本的に「鬼教師誕生」までを描いた前日譚である。
エピソード1では、真矢が教員となり、理想と現実の間で苦悩し、退職、結婚、出産、子供の
死、離婚…そして、自殺未遂までが描かれている。
テーマは、「教師としての自覚」と「教師と生徒との距離」だ。
凄まじい、としか言いようのない生きざまだ!
全編を通して登場する「蝶」の正体と意味が、ここで初めて明かされるコトになる。
そして、人間・真矢は、ここで、一度死んだのだ。
かつての教え子の妊娠、中絶、そして再生を経て、「きっと、今の日本には、アタシみたいな子が大勢いるよ。先生が助けてあげて…」と言われ、再び教鞭をとる決意を固める…。
純粋過ぎる魂は、あまりにも真っ直ぐで、周囲の人々を傷つけ、また、自らも傷ついてしまうのかも知れない。
ちなみに、視聴率は18.7%だった。
by inugami_kyousuke | 2006-03-20 21:36 | テレビ