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犬神狂介の【狂人日記】

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のだめカンタービレ

10回を観た。
ブラボー!!
見事な演出だった!
2次予選の1曲目はトラウマのせいで超おざなりな弾き方で、もう終わりかと思わせておいて…
2曲目は、ハッと我にかえり、別人のよーにカンペキな演奏!
で予選突破。
本選は1曲目はカンペキで、2曲目はボロボロ…
まるでプロレスの名勝負を見ているかのよーだった!
素晴らしい!
あの暴力野郎は、のだめの父親ではなく、単なるピアノの教師だったよーだ。
今回は、のだめ(野田恵=上野樹里)の天才ぶり、変人ぶり…のだめの魅力がたっぷり詰まった回だった。
トラウマとの葛藤、千秋(玉木宏)への思い、そして、音楽への愛情…。
常識では考えられない、爆発的なスピードで進化してゆくのだめに、ハリセン(江藤先生=豊原功補)はついて行けない。
もはや、神の領域に足を踏み入れてしまったのだめを導くコトが出来るのは、自らも同じく神の領域にいる人物しかいないのだ。
あの居眠りしてたジイちゃんは、たぶん世界的なマエストロなのだろう。
全てを見通し、のだめをいとおしそうに眺めていた…!
おそらく、あのジイちゃんは、ピアノの奏でる音色を聴くだけで、奏者の体調から精神状態まで、何もかも、手にとるよーにわかるのだ。
のだめが訓練不足であるコトも、
のだめの才能や可能性も、
そして、まだのだめの才能は開花すらしていない…
かすかに才能の片鱗が垣間見えているだけだ、とゆーコトさえも!
いずれ、のだめの師となりそーな予感がする。
1位が空位とゆーのは、つまり、のだめが1位のハズだったとゆーコトなのではなかったか…?
「俺と一緒に、ヨーロッパへ行こう」と言う千秋に、挫折感いっぱいののだめは
「コンテストなんか、楽しくない」
「最初から、カネが目当てですよ!」
「自由に音楽を楽しんじゃいけないんですか?」
と言ってしまい、千秋を深く失望させてしまう。
こーしたすれ違いは、現実でも、決して少なくない。
人は、自ら発する言葉に既定されてしまう。
本当は、その一言の裏に、百万もの「言い尽くせぬ思い」が隠されているのに…。
「もう、いい」「俺にはカンケイない」と言いながら、のだめのいない席を見つめる千秋…。
それにしても、ホントに峰(瑛太)はいいヤツだ!
最初は、単にウザいだけの熱血バカかと思っていたが、自分の利害を度外視して、他人の幸せを願うなんて、そうそう出来るコトじゃねぇ~。
愛情たっぷりに育てられたんだろうなぁ~…と思う。
途中に「今日の料理」をはさんだにも関わらず、スタンディング・オベーション!
千秋もハリセンも悠人とかゆーガキまでも、拍手を惜しまなかった…。
のだめが、神に愛された者である証だ。
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by inugami_kyousuke | 2006-12-24 01:35 | テレビ