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犬神狂介の【狂人日記】

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セクシーボイス アンド ロボ

黒田硫黄原作のドラマ。
原作は休載したまま、未完となっているらしい。
木皿泉脚本作品。
初回、2回を見た。
視聴率は初回が12.5%、2回目で8.7%…と、かなりヤバめだ。
春クールの中では、一番期待していたんだが…
思っていたほどには面白くなかった。
物語の導入部である中村獅童と岡田義徳の乱闘シーンが非常にウソくさく、ジャレ合い程度にしか見えなかった。
ビシャビシャ血が飛び散ってるワリには、一体、なぜ、どこから出血してるのか、全くわからなかったし!
ど~見ても、獅童の方が強そーにしか見えなかったし!
殺し屋=三日坊主が中村獅童でなければ、もー少し、楽しめたよーに思う。
とにかく…ロボ(松山ケンイチ)がウゼェ~!
しかも、超うるせェェェ~!!
途中から、藤井隆にしか見えなくなっちまって困った。
松山ケンイチ主演て聞いてたのに…
何だよ、完全にニコ(大後寿々花)の手下じゃん!?
ニコはほとんど一人舞台と言って良く、素晴らしいと思うが、肝心のセクシーボイスが吹き替えだったので、ちょっとガッカリした。
千葉繁、住友優子、伊倉一恵といった声優さんが声をあてているらしい。
でも、どーせ吹き替えにするんなら、もっと思いっきりメリハリをつけちまった方がいーのに…!
2回目は、獅童がいなくなるから、このウザさも何とかガマン出来るかも知れねぇ~…と思ってたら、
今度は岡田義徳がウザかった。
ごぼ蔵(村上淳)は、もっとイッちゃってるキャラの方が良かったと思う。
どーも、『探偵物語』や『濱マイク』の系譜に連なる作品のよーだ。
現実的な探偵モノではなく、半ばファンタジーのよーなモノらしい。
基本的に、ニコの視点で描かれているので…
番組のターゲットは中高生くらいなんだろ~か?
ニコの汚れなき瞳にうつった世界は、なんと美しいコトだろう!?
ニコの目で見れば、犯罪者すら、愛すべき存在に見えて来る…。
ニコによって語り直される「もう1つの世界」は、いつだって驚くほど刺激的で、キラキラと光り輝いている。
毎回、冒頭で挿入される「時間が止まってグリグリ」シーンが、すげーキモチいい!
思えば、この静止した時間こそが、フツーの世界から、ニコの世界へと移行する合図に他ならない。
ホントに…
ロボさえ、こんなにウザくなきゃなぁ~。
その内、慣れるんだろーか…?
ラストにズバッとタイトルが入る構成がカッコいい!
春クールの中では、『時効警察』の次に好きかも知れね~。

マックスロボ、発っ進っ!!

あ~、ウゼェ~…
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by inugami_kyousuke | 2007-04-21 09:54 | テレビ