びぶりお・まにあの詩


by inugami_kyousuke

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

【35点】

ゴア・ヴァービンスキー監督、ジョニー・デップ主演作品。
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ3部作の掉尾を飾る完結編。
今回は、文句なしに面白かったっス~!!
パート1と2が、ベタ甘のミルクチョコだとしたら…
今回は、ちょっと大人のビターチョコ、ってカンジだった。
相変わらず、無駄に長いよーな気もするが…
邦題の「ワールド・エンド」だと、イマイチ意味不明だが…
原題の「At Worlds End」は、「世界の果てで」とゆー意味合いで、決して「世界の終わり」とゆー意味ではない。

やっぱ、さすがにこの作品のVFXは豪華だ!!
天動説の時代に信じられた「世界の果て」…
海が、滝となってなだれ落ちてゆくシーンや、
ポオが描いていたよーな…
メエルシュトレエムまで出て来て、ミョ~な至福感を味わわせてもらった。
めちゃめちゃシュールな「海の墓場」の100人スパロウ&カニカニワールドには笑ったけど、アレのせいで、死んだスパロウに悲壮感ってモンが全く感じられず…
揚げ句の果てに、せっかく助けに行ったのに、自力で脱出寸前だったし!
やっぱ、マンガっぽい、っつーか、アニメっぽい、っつーか…カートゥーンぽいのだ。
まぁ、たしかに、ジャック・スパロウとゆーキャラクターには、シリアスタッチは似合わねーとは思うけど。

ティア・ダルマとカリプソのエピソードが、尻切れトンボになってたのが、ザンネンだった。
最後まで描かねーんだったら、このエピソードは不要だったんじゃねーか?

笑える!
キャプテン・サオ・フェン(チョウ・ユンファ)が!!
前から「似てるなぁ~」とは思ってたんだけど…
こんな風に、ハゲにすると、マジで武藤敬司にクリソツなんスけど~!?
コレだったら、最初から、チョウ・ユンファじゃなくて、武藤でも良かったんじゃねーか?と思うくらい、ハゲ2つ…じゃね~ウリ2つだ。
余談だが…
中国公開時には、「国辱だ」とゆー理由で、チョウ・ユンファの出演シーンはカットされてしまったらしい。

ジャックの父親=キャプテン・ティーグ・スパロウ(ローリング・ストーンズのキース・リチャーズ)がついに登場した!
キース・リチャーズと言えば、ジョニデがキャプテン・スパロウの役作りの参考にした人物として有名だ。
当初は、オファーに対して「ディズニーの映画なんか出ね~よ!」とハナもひっかけなかったが、ジョニデは「自分のギャラを削ってでも、競演したい」と熱望していた。
が、キースがヤシの木に登ろうとして、落ちて怪我をしたり(なぜだ?なぜ、そんなコトするんだ~!?)、
いざ、スタジオにやって来ても、真っ直ぐに立っていられないほど、泥酔していたり…
一時は、誰もがキースの出演を絶望視していた。
従って、このシーンは、ホントに奇跡のよーなカットなのだ。
ちなみに、撮影にあたっては、ゴア・ヴァービンスキー監督自らが、キースが倒れないよう、両脚を支えていたそーだ。

「完結編」って言っても、ジョニデも製作陣も、続編(新3部作?)の製作に超・ノリ気なので…
まず、間違いなく製作されるハズだ。
「もう出ない」と公言してるのは、キーラ・ナイトレイだけだし、
彼女は、今作『ワールド・エンド』にも「もう出ない」と言ってゴネていた前歴があるんで…
実際にオファーがあれば、おそらく出るコトになるだろう、と俺は予想している。
とはいえ、新3部作にエリザベス・スワン(キーラ・ナイトレイ)やウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)が登場する可能性は、かなり低いのではないか?とも思っているが。

ラストのテロップ後のシーンまで見ると…
この3部作の、本当の主人公はエリザベス・スワンだったんじゃねーか?とさえ、思えて来る。
だって、紅一点でモテモテの上、男勝りで腕っぷしも強く、ナント、海賊王にまでなっちまうし!
女の子が、海賊たちの王だぞ~!?
結局、振り返ってみると…
『ピーター・パン』みてーな話だったんだな~、コレって。
エリザベス・スワンがウエンディ、
ジャック・スパロウがピーター・パン、
七つの海は、ネバーランドだ。
ネバーランドで冒険をしたウエンディは、最後に現実の世界に戻り、大人になって、子供を生む…
一方、ピーター・パンは、永遠に子供のままで、冒険を続けるのだ。
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by inugami_kyousuke | 2008-01-02 23:59 | 地獄行き(それ以下)