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犬神狂介の【狂人日記】

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あしたの、喜多善男

飯田譲治脚本、小日向文世主演作品。
原案は、島田雅彦の「自由死刑」とゆー作品らしい。
初回、2、3、4回を見た。
今期のドラマは、この作品といい、『薔薇のない花屋』といい、『鹿男あをによし』といい…
かなりクセのある「奇妙な味」の作品が多いなー。
どれも伏せられたカードみたいで…
謎ばっかだ。
よーするに、「最後まで見てくれ」ってコトなんだろーけど。
でも、ハッキリ言って、連ドラで10時間超もかけて見せる程の内容とも思えねぇ~。
本来、せいぜい30分~1時間の短編、もしくはキャストを豪華にして2時間…くらいのネタだと思うが。
妻は、この話は「喜多善男(小日向文世)が、最後に自殺を思いとどまるイイ話」だと思っているよーだ。
素直なヤツ。
俺は、最初…
この「喜多善男」と名乗っている人物は、本当は喜多善男ではなく、全く別の人物(おそらくは、みずほ=小西真奈美の死んだハズの夫)なんじゃねーか?と思った。
保険金の話が二重に出て来るんで…
2人は入れ替わっており、本物の喜多善男は、既に死亡し(実は殺害され)ている。
喜多善男になりすました「死んだハズの夫」は、11日後に死んだコトにして、さらに残りの人生を全くの別人として生き続ける…とゆー筋書きだ。
でも、段々と話が錯綜し始めたので…
ひょっとして、『ドニー・ダーコ』なんじゃねーか、コレ!?
と思い始めた。
飯田譲治だし。
そんなに緻密に整合のとれた話じゃねーんじゃね~か?と。
つまり…
「喜多善男が、最後に自殺を思いとどまるイイ話」なんかじゃなく、
「喜多善男が、死ぬ直前の数秒に見た走馬灯」なんじゃねーか?と。
だったら、何でもアリだからな~。
やりたい放題だし。
自殺とか、殺人とか、騙したり、騙されたり…
ヒジョ~に暗いトーンの作品だが、どーなるにせよ、せめて最後だけは、スッキリ気分良く終わらせて欲しいモノだ。
主題歌は、山崎まさよし「真夜中のBoonBoon」だ。
by inugami_kyousuke | 2008-02-03 09:24 | テレビ