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犬神狂介の【狂人日記】

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指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け

チャールズ・ブコウスキーの第3詩集だ。
正直…
期待したほど、衝撃的な詩ではなかった。
詩と言っても、何だか、おっそろしく散文的な作品だったし。
まぁ、「酔いどれ詩人」とゆーだけあって、この人の詩の書き方は、尋常じゃなかったみたいだが。

1)まず、飲んだくれる(つーか、コレが基本らしい)。
2)記憶を失うまで、ひたすら飲む。
3)朝になって、床を見ると、詩を書いた紙切れが散乱している。
4)ソレを拾い集めて、使い物にならないのは捨てて、後はテキトーにつなげて、完成!
※ちなみに…恐るべきコトに、「推敲なんか、ほとんどしない」のだそーだ。

やっぱ、この人は、本業の詩よりも、エッセイとか小説の方が面白ぇ~のかも。
ど~でもイイけど、この本…
文節の句切りが、とんでもなくヘンなんスけど~?
おかげで、スゲー疲れる。

「クラシックのラジオ
局を
聴きながら。」

ってヘンじゃねー?

「クラシックのラジオ局を
聴きながら。」

だろ?フツー。
全編、こんななんだよー。
指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っぱらったピアノを弾け_d0012442_2140289.jpg

by inugami_kyousuke | 2008-04-10 23:12 | 文学