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犬神狂介の【狂人日記】

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ピクニックatハンギングロック

【0点】

●昔、蛭子能収が「一番好きな映画」としてこの作品を挙げていた。まぁ、いつの世でも、この手の作品の支持者は、少数ながら存在する。
ヤオイ…すなわち、「ヤマなしオチなしイミなし」…この言葉以上に、この作品を上手く表現する言葉を俺は知らねーです。
●俺は、「実験的な作品」もキライではない。が、いわゆる「投げ捨て」の、製作者側の「何のメッセージを持たない」作品は大っっっキライなのである。
メッセージ…つまり「伝えたいこと」「言いたいこと」がないのなら、その作品は、そもそも作られるべきではない。「作品を作る」という行為は、「世に問う」という事であり、同時に、近年では「世界発信する」という意味でもある。「問う」ものを持たないのならば、「作る」必要もない。ただ、「金が欲しい」とか、「なんとなく、作ってみたかった」のならば、何か、もっと別の方法を考えるべきじゃねーのか?
●もしも、唯一、この作品の良い所を探すとしたら…(別に、探したくもねーが)、少女たちと風景の映像が美しい、という所くらいだろうか。デヴィッド・ハミルトンを想わせる、幻想的な「絵」ではある。だが、「それだけ」ならば、他の表現媒体で充分じゃね~?わざわざ映画にする必要は全くない。どーしても、美しい女子寮の映像が見たいのならば、ザルマン・キングの『トゥー・ムーン』で充分だろ!?
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by inugami_kyousuke | 2005-06-04 23:14