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犬神狂介の【狂人日記】

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ピーナツバター作戦

ロバート・フランクリン・ヤングの『ピーナツバター作戦』を読んだ。

まぁ、楽しく読んだ。

でも、ヤングと言えば…
もちろん、有名な『たんぽぽ娘』の作者で、
SF作家でありながら、独自のロマンチックな作品ばかり書いている「変わり種」と言われている。
だから、そのつもりで、かなり覚悟して読んだんだが…
ちょっと意外だった。
なっ、何だよ?
わりとフツーのSFじゃん!?

「ピーナツバター作戦」は、『ドラえもん』にありそーな、ファンタジックな話だった。
「種の起源」は、ややロマンチックな要素はあるものの、フツーのSF。
「星に願いを」も「神の御子」も、いわゆる「ディストピアもの」で…
ダークで、非常に宗教色の濃い作品だ。
「われらが栄光の星」は、「さまよえるオランダ人」をモチーフにした作品。

個人的には、非常に映像的な「星に願いを」と「われらが栄光の星」が面白かった。
久々に読んだけど…
やっぱ、楽しーかも、SF~!
ピーナツバター作戦_d0012442_22232088.jpg

by inugami_kyousuke | 2008-12-29 12:18 | 文学